
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[4/5ページ]
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2位:川崎フロンターレ

2位にランクインした川崎フロンターレ【写真:Getty Images】
監督:長谷部茂利
主な獲得選手:スベンド・ブローダーセン、山原怜音、谷口栄斗、紺野和也など
補強評価ポイント:92点(S評価)
長谷部茂利監督就任1年目となった昨シーズン、川崎フロンターレはリーグ最多となる「67」得点を記録。持ち前の攻撃力を前面に押し出したアグレッシブなサッカーで存在感を示した。
一方で、失点数はリーグワースト3位の「57」。攻撃の迫力とは対照的に、守備に安定感を欠き、攻守のバランスを最後まで保ち切れなかった。
この明確な課題を受け、クラブは今オフ、修正点を見据えた積極的な補強に踏み切った。
象徴的なのが、長年にわたりゴールマウスを支えてきたGKチョン・ソンリョンの退団、そして安藤駿介の引退によって手薄となったゴールキーパーの補強だ。
昨季、ファジアーノ岡山でリーグ戦37試合に出場し、「39」失点という数字を残したスベンド・ブローダーセンを獲得。高いシュートストップ能力に加え、守備陣を統率する力も評価されており、失点減少に向けたキーマンとなる存在だ。
さらに最終ラインには、東京ヴェルディでディフェンスリーダーを務めていた谷口栄斗を補強。対人守備の強さを武器とするセンターバックの加入で、昨季露呈した守備の脆さに歯止めをかける役割が期待される。
そのほかにも、Jリーグ通算121試合の出場経験を誇る山原怜音や、長谷部監督のアビスパ福岡時代からの愛弟子である紺野和也など、即戦力となり得る実力者の獲得に成功。チーム編成からは、シーズンに懸けるクラブの本気度が色濃くうかがえる。
すでにリーグ屈指の攻撃力を備える川崎に、守備の安定感が加われば、チームのポテンシャルは一気に開花するはずだ。
新戦力が前評判通りの働きを見せることができれば、上位進出にとどまらず、再び頂点を狙う戦いに加わる可能性は十分にあるだろう。