明治安田Jリーグ百年構想リーグが7日に開幕し、第1節が終了した。今大会はシーズン移行に伴う特別大会として開催され、各クラブは通常とは異なる大会フォーマットのもとでシーズンの第一歩を踏み出している。約4か月間にわたって行われる短期決戦の中で、好スタートを切った選手は誰なのか。今回は、第1節で印象的な活躍を見せた選手を紹介する。※スタッツは大会公式記録を参照。情報は2月10日時点。[2/5ページ]
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DF:植田直通(うえだ・なおみち)
生年月日:1994年10月24日(31歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
昨季王者の鹿島アントラーズは、明治安田J1百年構想リーグを黒星発進。PK戦で敗れる結果となったが、植田直通のパフォーマンスは今節随一のものだった。
鹿島は第1節でFC東京と対戦。植田はキャプテンマークを巻き、右センターバックとして先発出場を果たした。
試合が大きく動いたのは41分。三竿健斗がボールロストから相手を引き倒したとして一発退場となり、そのプレーで得たフリーキックを遠藤渓太に決められ、先制を許した。
数的不利となった鹿島だが、直後の前半アディショナルタイムにキム・テヒョンのゴールで同点に追いつく。このゴールは、公式記録上、植田にアシストが記録されている。
しかし後半は、[4-4-1)の布陣に徐々に疲労の色が見え始め、自陣に押し込まれる展開が続いた。
70分には、早川友基がゴールマウスを離れて飛び出した隙を突かれ、長倉幹樹にシュートを打たれる。しかし、ゴール前にカバーに入った植田が頭ではじき返し、決定機を防いだ。
その後も植田と早川を中心とした守備陣が踏ん張り、FC東京の攻撃をシャットアウト。
マルセロ・ヒアンという明確なターゲットがピッチを去ってからは、FC東京のクロスをことごとく植田やキム・テヒョンが跳ね返し、追加点を許さなかった。
試合は1-1のまま90分を終了し、今大会独自のルールによりPK戦で決着。最終的にFC東京がPK戦を制し勝ち点2を獲得したが、植田のプレーは、相手から勝ち点1をもぎ取ったと言っても過言ではないだろう。
植田はこの試合で、クリア12回、インターセプト2回、シュートブロック3回を記録(データサイト『Sofa Score』参照)。
試合の半分以上を10人で戦うことになった鹿島だが、鉄壁の守備で東京に追加点を許さず、勝ち点1を手にした。

