
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[4/5ページ]
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12位:浦和レッズ

12位にランクインした浦和レッズ【写真:Getty Images】
監督:マチェイ・スコルジャ
主な獲得選手:宮本優太、片山瑛一、肥田野蓮治など
補強評価ポイント:68点(B−評価)
昨シーズンは極度のゴール欠乏症に陥り、苦しい時間が続いた浦和レッズ。停滞感を払拭するような補強が期待された今オフだが、クラブは大きく舵を切ることなく、静観している印象だ。
他クラブからの新加入は、片山瑛一のみ。
そのほかは、期限付き移籍からの復帰組と大卒選手が中心で、変化を求めるというよりは、既存戦力の底上げに重きを置いた構成となった。
復帰組の中で、とりわけ即戦力としての期待がかかるのが、京都サンガF.C.から2シーズンぶりに戻ってきた宮本優太だ。
京都では昨年、優勝争いを演じるチームの中で主力としてプレーし、経験を積みながら着実な成長を遂げた。
マリウス・ホイブラーテンの後釜候補として、最終ラインに安定感と競争をもたらす存在になりそうだ。
また、大卒組で最も注目を集めるのは、やはり肥田野蓮治だろう。
昨シーズン第37節・ファジアーノ岡山戦では、特別指定選手ながらJ1デビューを飾り、いきなり初ゴールを記録。さらに、今季のジェフユナイテッド千葉との開幕戦では、開幕スタメンに名を連ねてゴールを決めた。
得点力不足に苦しんだ昨季を踏まえれば、肥田野の台頭はチームにとって大きな意味を持つ。
ハーフシーズンという限られた期間で、どれだけ継続的なインパクトを残せるかが、今後の評価を左右するはず。
チアゴ・サンタナ、長倉幹樹、松本泰志ら、近年獲得してきた選手がチームを去り、百年構想リーグのハーフシーズンは若手にとって格好のチャンスとなる。
静かなオフを選んだ浦和が、その選択を正解にするためには、若い力をどれだけ実戦の中で戦力化できるか。その一点に成否がかかっている。