
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[3/5ページ]
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18位:水戸ホーリーホック

18位にランクインした水戸ホーリーホック【写真:Getty Images】
監督:樹森大介
主な獲得選手:ダニーロ、井上聖也、真瀬拓海、鳥海芳樹など
補強評価ポイント:52点(C−評価)
昨シーズン、クラブ史上初となるJ1昇格を成し遂げた水戸ホーリーホック。しかし歓喜の余韻に浸る間もなく、オフは厳しい現実と向き合う時間となった。
昇格の原動力となった中心選手が、相次いでチームを去り、戦力の大幅な入れ替えを余儀なくされたからだ。
さらに、昇格に大きく貢献した森直樹監督が退任。加えて、西村卓朗GMもクラブを離れることとなり、ピッチ内外の両面で環境は大きく変化している。
J1という未知の舞台を前に、クラブは大きな転換期を迎えていると言えるだろう。
そうした状況の中でも、水戸は戦力維持のために補強へと動いた。
その中核を担う存在として期待されているのが、ヴァンフォーレ甲府から完全移籍で加入した鳥海芳樹だ。
2021シーズンから甲府でプレーする鳥海は、5シーズン連続でリーグ30試合以上に出場する高い稼働率を誇る。
昨季はJ2で、9ゴールを挙げるなど得点力も示しており、新天地では攻撃陣の軸として、J1の舞台でも存在感を発揮することが求められる。
守備陣では、鷹啄トラビスが抜けたセンターバックに、昨シーズンFC今治で主力としてプレーしたダニーロを補強。さらに、アビスパ福岡から井上聖也を期限付き移籍で獲得し、複数人で穴を埋める形を取った。
そのほか、開幕戦の東京ヴェルディ戦では出番がなかったものの、昨季ベガルタ仙台でリーグ戦全38試合に出場した真瀬拓海や、2022年にJ3ベストイレブンに選出された実績を持つ山下優人も、チームに新たなエネルギーをもたらす存在として注目される。
一定の補強は進めたものの、主力流出の影響が小さくないのも事実だ。
樹森大介新監督のもと、いかにチームとしての形を作り上げられるかが、この先の水戸の命運を左右する。
まずはJ1のスピードや強度に慣れること。
その意味でも、百年構想リーグにおけるハーフシーズンは、チームの現在地を測り、積み上げを進める上で極めて重要な期間となりそうだ。