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Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング51~55位。人気や育成、成績など各指標からJ1〜J3全60クラブを順位化

シリーズ:Jリーグパワーランキング text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング51~55位
Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング51~55位【写真:Getty Images】



 サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングの51位から60位を紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。[3/5ページ]
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53位:FC大阪(45)

東大阪市花園ラグビー場
FC大阪の本拠地・東大阪市花園ラグビー場【写真:Getty Images】


2025リーグ戦成績:3位(J3)
2025シーズンホームグロウン人数:0人(52位タイ)
2025リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:2,698人(54位)
2024年度営業収益:約6億5,900万円(50位)

 2025シーズンのJ3において、FC大阪ほど「ホーム」の定義に泣かされたクラブはないだろう。

 前半戦を首位で折り返し、監督交代を経て最終順位3位という堂々たる成績を残しながら、パワーランキングが53位に沈んでいる理由は、主にスタジアム問題に起因している。

 特筆すべきは、本拠地「東大阪市花園ラグビー場」の使用可否による動員の激しい高低差だ。



 花園で開催された鹿児島ユナイテッドFC戦(5,163人)や、ホーム最終戦の高知ユナイテッドSC戦(5,286人)では5,000人を超える熱狂を生んだ。

 しかし、他府県開催を余儀なくされると状況は一変する。

 和歌山で開催された第10節・ザスパ群馬戦は劇的な逆転勝利という展開だったが、見届けた観客はリーグ最少のわずか374人だった。

 こうした背景が響き、平均観客数はJ3下位の2,698人まで引き下げられている。

 この問題は、昇格争いの結末にも影を落とした。

 本来、3位のFC大阪はプレーオフを自らのホームで戦えるはずだったが、スタジアムの確保が叶わず、鳥取の「Axisバードスタジアム」で開催。結局、慣れ親しんだ花園の熱気なきまま、決勝でテゲバジャーロ宮崎に敗れ、あと一歩で昇格を逃した。

 ホームグロウン選手が不在であることもパワーランキング上では問題だが、こちらはクラブの「選択」と言える。

 2024年度のアカデミー運営費は約1600万円で、2024シーズンをJ3で過ごしたクラブの中で18位の投資だった。

 ライバルが多い大都市でゼロから育成組織を整備することは得策ではないとみているのだろう。

 2024年度の営業収益は約6億5,900万円(50位)。J3で11位にあたるチーム人件費規模を考えれば、ピッチ上での躍進は称賛に値する。

 J2昇格へ向けて解決すべき課題は、もはや戦術ではなく、文字通り「戦う場所」の確保に集約されている。

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