サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングの51位から60位を紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。[4/5ページ]
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51位タイ:FC琉球(46)
2025リーグ戦成績:16位(J3)
2025シーズンホームグロウン人数:2人(38位タイ)
2025リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:2,729人(53位)
2024年度営業収益:約6億300万円(51位)
J2から降格してきて3シーズン目のFC琉球は、2025シーズンのJ3では前年から2つ順位を落として16位という不本意な成績で終えた。
パワーランキングの指標は前年と同じ51位だが、本来のポテンシャルを下回る苦しい状況にあることを映し出している。
平川忠亮監督体制のもと、J2昇格を目標に掲げてスタートしたが、序盤戦でつまずき、初勝利は第6節の栃木SC戦だった。
期待ハズレの序盤戦を過ごしたことでファンの関心が薄れたのか、1試合平均観客動員数は前年から約1割減少の2,729人で53位だった。
2024年度の営業収益は前年度から1億円近く上昇して約6億300万円。リーグ全体で51位だった。
費用のうちチーム人件費は2億2100万円で、J3で中位の水準にあたる。戦力的に見て、本来下位に低迷するようなチームではない。
一方で、再起のための種は蒔かれており、ホームグロウン選手数の2人だった。
2025シーズンはU-18出身の若手、津覇実樹と幸喜祐心がJ3で一定の出場機会を得た。
2026シーズンはさらに志慶眞巧洋がトップチーム昇格を果たし、育成は成果を上げている。
2024年度決算において、琉球のアカデミー運営費は1億5100万円を計上しており、J3で3番目に高い。クラブとして育成に力を入れていることは明らかだ。
2022シーズンにJ2で21位となって降格した琉球は、3シーズン連続でJ3の下位に低迷している。
それでも、チームが持つ体力はもっと上の水準にあるだけに、まずは平川体制2年目で結果を出すことで、スタジアムにファンの熱気を取り戻したい。

