明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第2節、鹿島アントラーズ対横浜F・マリノスが14日にメルカリスタジアムで行われた。0-0で迎えた76分にレオ・セアラのゴールが生まれ、鹿島は1-0で勝利。第1節で退場処分を受けた三竿健斗に代わり、昨年9月以来に先発した樋口雄太が存在感を示していた。(取材・文:加藤健一)[2/2ページ]
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悔しさを隠さない樋口雄太
樋口はこれまでも豊富な運動量とキックの質で試合にリズムを生み、要所で存在感を発揮してきた。
だが、昨季は2度の離脱。いずれも自身のパフォーマンスがいいときだった。
「いい時に怪我を2回してしまって、ものすごくもったいないシーズンを過ごした」
チームが連敗中の苦しい時期、そして優勝争いが佳境を迎えた終盤。チームが樋口を必要としていたタイミングで、背番号14はピッチを離れていた。
悔しさは隠さない。だからこそ今季は、身体への向き合い方も変えた。
「意識のところでもっと、怪我しないように取り組んでいきたい」
90分走れる。ボールに絡み続ける。ただ繋ぐだけでは足りない。
昨年9月以来の先発。止まっていた時間を取り戻すように、樋口は勇猛果敢にプレーした。
鬼木監督が樋口の出来に満足したとき、鹿島が理想とする戦いを実現されるのではないか。そのような期待を抱かせる、この日のパフォーマンスだった。
(取材・文:加藤健一)
著者プロフィール:加藤健一
1993年生まれ、東京都出身。『フットボール批評』、『ジュニアサッカーを応援しよう!』(ともにカンゼン刊)の編集を経て、フットボールチャンネル編集部に。『育成主義』(曺貴裁著)、『素直 石川直宏』(馬場康平著)などの書籍編集を担当。箸とペンは左利きだが、スポーツはだいたい右利き。2023年より日本代表を取材。Twitter:@katoken97
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