
Jリーガーを多く輩出する街のスタジアム【写真:Getty Images】
現在、Jリーグに加盟するクラブは日本全国に60チームある。依然としてプロクラブが存在しない都道府県もあるが、今やほとんどの主要都市がサッカーチームを持っている。では、現役のトップJリーガーを最も多く輩出しているのはどの都道府県なのか。今回はJ1クラブに所属するプロサッカー選手の出身地域をランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
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10位:茨城県

鹿島アントラーズのサポーター【写真:Getty Images】
選手数:17人
代表的な選手:小倉幸成、中山雄太、細谷真大など
茨城県が今回のランキングでトップ10に入った。同県の順位が低いと見るか高いと見るかは議論の余地がありそうだ。
Jリーグ屈指の名門である鹿島アントラーズや、“J2の門番”として長らく活動し、2026年から満を持してJ1に昇格した水戸ホーリーホック。話題が尽きない両クラブが本拠地を置くのが茨城県である。
県内では特に鹿島が支配的だが、同クラブはホームタウン(鹿嶋市をはじめとする5市)のほか、近接する自治体を“フレンドリータウンと定めている。
千葉県の成田氏や香取市などもこれに含まれており、県を跨いで広く存在感を放つ存在だ。
その影響か、アカデミー出身者にも県外の選手が多い。鈴木優磨をはじめ、徳田誉や山田大樹らは下部組織を経てトップチームで活躍しているが、いずれも千葉県出身の選手である。
現在モンテディオ山形に所属する土居聖真はジュニアユース加入を機に中学年代から鹿嶋市へと移り住んだが、出生地は山形県だ。
なお、現役のサッカー日本代表にしてヨーロッパで活躍する上田綺世や町田浩樹らは、鹿島のアカデミーで育った茨城県出身の選手である。
FC町田ゼルビアで活躍する中山雄太や、柏レイソルの細谷真大らも茨城県出身だが、いずれも柏の下部組織育ちだ。彼らの出身地は龍ヶ崎市と牛久市。どちらも柏駅へ電車に乗って30分足らずで到着する。
鹿島と柏の両方の視点から考えて、県境の市町村に居住する才能に大きな影響があるということだろう。
そして両チームのU-18チームは共にプレミアリーグEASTを戦う国内トップレベルの育成組織である。
タレント争奪の観点からも、今後の茨城県のサッカー出身者の数に大きな影響がありそうだ。