21日にメルカリスタジアムで行われた明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第3節・鹿島アントラーズ対柏レイソルは「サステナビリティマッチ~ずっと同じ夢を~」として開催された。試合前に行われた会見に登壇した小泉文明社長と濱口昌紀執行役員は、この方針が持つ意義を語っている。(取材・文:加藤健一)[2/2ページ]
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「クラブ独自で進められないものもたくさんある」
鹿島は、柏戦のようなサステナビリティマッチを通じて取り組みを可視化していく。小泉は、可能であれば年1回程度の実施を目指したいと述べた。スタジアムは多くの来場者に直接メッセージを届けられる場であり、企業にとっても自社の取り組みを発信する機会となる。
また、新スタジアム構想とも連動させ、今後数年間で企業の技術や知見を試しながら、サステナビリティ機能を組み込んでいく方針も示された。水やエネルギーの最適化など、将来的な設備投資を見据えた取り組みが検討されている。
濱口は「まだ完成形ではない」と述べ、関係者やファンサポーターからの意見を取り入れながら進化させていく姿勢を強調した。
「クラブ独自で進められないものもたくさんある。パートナー企業、各地域の皆様、またファン・サポーターの力を得ながら、技術やノウハウをみんなで使いながら、具体的な取り組みを進めていければなというふうに思います」
鹿島アントラーズにとってサステナビリティ方針は、単独の施策ではなく、クラブが将来にわたって競争力を維持するための基盤である。
「ずっと同じ夢を」という言葉のもと、鹿島アントラーズが茨城県の鹿行地域で大切な存在であり続けるため、クラブはサステナビリティを最優先課題として取り組んでいく。
(取材・文:加藤健一)
著者プロフィール:加藤健一
1993年生まれ、東京都出身。『フットボール批評』、『ジュニアサッカーを応援しよう!』(ともにカンゼン刊)の編集を経て、フットボールチャンネル編集部に。『育成主義』(曺貴裁著)、『素直 石川直宏』(馬場康平著)などの書籍編集を担当。箸とペンは左利きだが、スポーツはだいたい右利き。2023年より日本代表を取材。Twitter:@katoken97
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