現在、Jリーグに加盟するクラブは日本全国に60チームある。依然としてプロクラブが存在しない都道府県もあるが、今やほとんどの主要都市がサッカーチームを持っている。では、現役のトップJリーガーの輩出数が少ない都道府県はどこなのだろうか。今回はJ1クラブに所属するプロサッカー選手の人数が少ない都道府県をランキング形式で紹介する。※本記事はJリーグ選手名鑑をもとに作成しています。[4/5ページ]
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7位:6人
都道府県:宮城県、長崎県
代表的な選手:千田海人、郷家友太、田川亨介、江川湧清
2026年の明治安田J1百年構想リーグに出身者が6人が登録されているのは、宮城県と長崎県の2県だ。ただし、その輩出の背景は実に対照的である。
宮城県の最大の強みは、全国14位にあたる人口規模だ。
ベガルタ仙台がJ2にいるものの、J1クラブがない。また、高校サッカー選手権優勝校がないという点も特徴的だ。
ベガルタ仙台ユースは東北で一定の存在感を放っており、千田海人(鹿島アントラーズ)はベガルタ仙台ユースからブラウブリッツ秋田でプロキャリアを始めた。郷家友太は、ベガルタ仙台ジュニアユースから青森山田高等学校に進んでプロとなった。
一方の長崎県は、人口が全国30位で、宮城県と比べると約100万人も少ない。この「分母」の差を埋める原動力となっているのは、地域に根付いたプロクラブの存在感だ。
V・ファーレン長崎の江川湧清は、同クラブのユースで育ってトップに昇格した。鹿島アントラーズの田川亨介は、高校時代に隣県のサガン鳥栖ユースで研鑽を積んだ。
2025年シーズンのホームグロウン選手数は、V・ファーレン長崎が5人、サガン鳥栖が7人となっており、プロ選手を定期的に輩出している。
また、長崎と言えば、かつては国見高等学校から多くのプロが生まれた。大久保嘉人や平山相太、三浦淳寛といった選手は九州の他県からやってきたが、渡邉千真のように完全な地元出身選手もいる。
地域にサッカーが根付いていることは、多くの選手を輩出する一つの要因と言えそうだ。

