現在、Jリーグに加盟するクラブは日本全国に60チームある。依然としてプロクラブが存在しない都道府県もあるが、今やほとんどの主要都市がサッカーチームを持っている。では、現役のトップJリーガーの輩出数が少ない都道府県はどこなのだろうか。今回はJ1クラブに所属するプロサッカー選手の人数が少ない都道府県をランキング形式で紹介する。※本記事はJリーグ選手名鑑をもとに作成しています。[1/5ページ]
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5位:4人
都道府県:岡山県、徳島県、佐賀県
代表的な選手:山﨑凌吾、塩谷司、樋口雄太
2026年の明治安田J1百年構想リーグにおいて、出身者が4名ずつ登録されているのが岡山県、徳島県、佐賀県の3県だ。
特筆すべきは徳島県(人口44位)と佐賀県(41位)の健闘だ。
人口規模では全国ワーストクラスながら、この輩出数を維持できている背景には、地元にJ1経験を持つプロクラブが存在し、育成の土壌が整っていることが挙げられる。
鹿島アントラーズの中軸を担う樋口雄太は、小学生からサガン鳥栖の育成組織で育った。サンフレッチェ広島の塩谷司も中学時代は現在の徳島ヴォルティスのジュニアユースにあたる大塚FCジュニアユースに在籍していた。
一方、人口20位の岡山県にとっては、この4名という数字は長らく物足りないものだった。
しかし、2026年現在はその様相が劇的に変化している。
2025年に悲願のJ1初昇格を果たしたファジアーノ岡山が、その勢いのままJ1の舞台で旋風を巻き起こしたからだ。
チームには千田遼や末宗寛士郎といった、クラブの育成組織で育った「純地元産」の才能が名を連ねている。
2022年度の高校サッカー選手権で岡山学芸館高等学校が優勝を飾ったことも記憶に新しく、県内のサッカー熱はかつてない高まりを見せている。
「育成のサイクル」を加速させれば、この輩出数ランキングをさらに駆け上がっていくポテンシャルは十分にある。

