現在、Jリーグに加盟するクラブは日本全国に60チームある。依然としてプロクラブが存在しない都道府県もあるが、今やほとんどの主要都市がサッカーチームを持っている。では、現役のトップJリーガーの輩出数が少ない都道府県はどこなのだろうか。今回はJ1クラブに所属するプロサッカー選手の人数が少ない都道府県をランキング形式で紹介する。※本記事はJリーグ選手名鑑をもとに作成しています。[2/5ページ]
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4位:3人
都道府県:青森県、福島県、石川県
代表的な選手:柴崎岳、宇野禅斗、森壮一朗
2026年の明治安田J1百年構想リーグで出身者が3人の都道府県は、青森県、福島県、石川県の3県だ。
人口規模を見ると福島県が約183万人(全国21位)、青森県が約124万人(31位)、石川県が約113万人(33位)と、中位から下位に位置しており、競技人口の分母の少なさが輩出数に影響している。
加えて「J1クラブの不在」も共通の課題だ。
福島県にはいわきFC(J2)や福島ユナイテッドFC(J3)、石川県にはツエーゲン金沢(J3)といったクラブが存在するものの、日常的に国内トップレベルの強度に触れ、育成組織からそのままJ1のピッチへ昇るルートは未だ確立されていない。
一方で、この3県には全国区の高校サッカー強豪校が存在するという特異な側面がある。
青森県には選手権4回優勝の青森山田高等学校があり、石川県には星陵高等学校、福島県には尚志高等学校と、全国区の高校がある。
青森山田出身の柴崎岳(鹿島アントラーズ)は、生粋の青森県人だが、こうした有力校は県外からのエリートが集まる「サッカー留学」の拠点でもあり、星稜出身の本田圭佑(大阪府出身)のように、活躍する選手の出身地が必ずしも地元とは一致しない。
現在清水エスパルスに在籍している宇野禅斗は、福島ユナイテッドのジュニアで育ち、青森山田中高を経て、FC町田ゼルビアでプロ入りした。
人口が多くなく、J1名門が少ないと、幼少期からトップレベルに触れる機会は限定されることが想像に難くない。
その中でサッカーの強豪校があると、越境入学も増え、純粋な地元産の選手は生まれにくいのかもしれない。

