現在、Jリーグに加盟するクラブは日本全国に60チームある。依然としてプロクラブが存在しない都道府県もあるが、今やほとんどの主要都市がサッカーチームを持っている。では、現役のトップJリーガーの輩出数が少ない都道府県はどこなのだろうか。今回はJ1クラブに所属するプロサッカー選手の人数が少ない都道府県をランキング形式で紹介する。※本記事はJリーグ選手名鑑をもとに作成しています。[3/5ページ]
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3位:2人
都道府県:岩手県、山形県、山梨県、富山県、岐阜県、奈良県、島根県、愛媛県
代表的な選手:菊池流帆、半田陸、小森飛絢、佐々木大樹、長友佑都
2026年の明治安田J1百年構想リーグで出身者が2人の都道府県は、岩手、山形、山梨、富山、岐阜、奈良、島根、愛媛の8県にのぼる。
さまざまな事情があるにせよ、この8県に共通しているのは、地元にJ1のクラブがない点だ。
山形(モンテディオ山形)、山梨(ヴァンフォーレ甲府)、富山(カターレ富山)、愛媛(FC今治、愛媛FC)など、Jリーグクラブ自体は存在するものの、2026年はいずれもJ2以下となっている。
また、人口規模と輩出数は残酷なまでに比例している。
最新の統計を見ても、島根県(46位)、山梨県(42位)、富山県(37位)、山形県(36位)など、人口下位層の県がずらりと並ぶ。
ただし、その中で特異なのが岐阜県(17位)と奈良県(29位)だ。
特に岐阜県は人口約197万人を抱える中堅県でありながら、J1のピッチに立つ出身者はわずか2人だ。
この8県からJ1へ到達した選手たちの経歴を見ると、その苦労が透けて見える。
愛媛県出身の長友佑都は、福岡県の東福岡高等学校から明治大学に進学して、FC東京入りした。
岩手県出身の菊池流帆は、青森県の青森山田高等学校で成長。島根県出身の佐々木大樹はヴィッセル神戸のU-18からトップチームに昇格した。富山県出身の小森飛絢と碓井聖生は、どちらも富山第一高等学校で活躍したのち、県外の大学を経由してプロ入りした。
その意味で、山形県出身の半田陸は珍しいケースで、モンテディオ山形のユースで育ってプロデビューを果たしたのち、さらなる飛躍を求めて2023年にガンバ大阪に加入した。

