現在、Jリーグに加盟するクラブは日本全国に60チームある。依然としてプロクラブが存在しない都道府県もあるが、今やほとんどの主要都市がサッカーチームを持っている。では、現役のトップJリーガーの輩出数が少ない都道府県はどこなのだろうか。今回はJ1クラブに所属するプロサッカー選手の人数が少ない都道府県をランキング形式で紹介する。※本記事はJリーグ選手名鑑をもとに作成しています。[4/5ページ]
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2位:1人
都道府県:秋田県、長野県、香川県
代表的な選手:佐々木智太郎、麻田将吾、辻岡佑真
2026年の明治安田J1百年構想リーグで出身者が1人のみの都道府県は、秋田県、長野県、香川県の3県だ。
秋田県と香川県については、人口順位がそれぞれ全国38位と39位。そもそも分母となる競技人口が少ないことが、トッププレーヤー輩出のハードルを上げている一因と言える。
一方、このランキングにおいて異彩を放つのが長野県だ。
長野県は全国16位の人口を抱える規模がありながら、J1の舞台にはたった一人しか送り込めていない。
全国高等学校体育連盟(令和6年度)の調査でも、長野県の男子サッカー部員数は男子運動部全体の約19.5%(2,583人)を占めており、これは全国平均と遜色ない。
決してサッカー人気が低いわけではない長野県において、この状態は不思議だ。
長野県の場合、J3まで視点を広げればプロ選手は一気に増加する。
松本山雅FCやAC長野パルセイロには多くのホームグロウン選手が在籍しており、県内の育成システム自体は一定の成果を上げている。
しかし、そこからJ1クラブへの引き抜かれるレベルに達するには、高い壁が存在している様子だ。
この3県に共通しているのは、J1で活躍する唯一の希望たちが、いずれも「他県での経験を経てトップステージに辿り着いた」という事実だ。
秋田県出身の佐々木智太郎は、埼玉県の昌平高等学校で高校サッカーを戦い、今年清水エスパルスに加入した。
今年アビスパ福岡に加入した辻岡佑真は、岡山県の環太平洋大学で注目されて、2024年にいわきFCでプロ入り。J1唯一の長野県出身プレーヤーである麻田将吾も、高校時代から京都サンガF.C.の育成に加入した。

