現在、Jリーグに加盟するクラブは日本全国に60チームある。依然としてプロクラブが存在しない都道府県もあるが、今やほとんどの主要都市がサッカーチームを持っている。では、現役のトップJリーガーの輩出数が少ない都道府県はどこなのだろうか。今回はJ1クラブに所属するプロサッカー選手の人数が少ない都道府県をランキング形式で紹介する。※本記事はJリーグ選手名鑑をもとに作成しています。[5/5ページ]
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1位:0人
都道府県:福井県、鳥取県、高知県
代表的な選手:なし
2026年の明治安田J1百年構想リーグにおいて、出身者が一人も登録されていない都道府県は、福井県、鳥取県、高知県の3県だ。
J2やJ3まで広げればプロ選手は存在するものの、日本のトップディビジョンである「J1」の舞台に限定すると、この3県は現在、出身選手が不在の「空白地帯」となっている。
この3県に共通する物理的な要因は、競技人口の分母となる「人口規模」だ。鳥取県(全国最小)、高知県(45位)、福井県(43位)と、いずれも全国ワーストクラスの人口水準にある。
プロ候補生の母数が少なければ、国内上位数百人のみが立てるJ1という狭き門を突破するタレントが現れる確率は、統計的にも必然的に低くなる。
地域の育成構造も理由の一つに挙げられる。
鳥取にはガイナーレ鳥取、高知には高知ユナイテッドSCというJリーグクラブがあるものの、現在はJ3が主戦場だ。
地元にJ1クラブがあれば、そのアカデミーからJ1リーガーが誕生する直接的なルートができる。
しかし、現状のようにJ3や地域リーグを主戦場とする地域では、育成組織からそのままJ1というのは事実上不可能だ。
鳥取県では、米子北高等学校がサッカーの名門校として知られる。
佐野海舟・佐野航大や、昌子源など、サッカー日本代表クラスの有力選手を輩出している。
しかし、佐野兄弟は岡山県出身で、昌子は兵庫県出身であり、他県出身者が鳥取で育った格好だ。
「人口の少なさ」と「J1クラブの不在」という致命的な要因が重なっている3県は、なかなか有力選手が出てこないのも納得だ。
空白を埋める「郷土の英雄」の登場が、各地のサッカーファンから待ち望まれている。
【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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