明治安田J1百年構想リーグは第3節を終えた。今大会は約4か月間にわたる短期決戦で、現行の春秋制から8月開幕の秋春制へ移行するための重要な節目となるシーズンだ。そのため、大会終了後には欧州と同様に夏の移籍市場がスタートする。そこで今回は、シーズン終了後に海外挑戦へ踏み出す可能性を秘めた選手を紹介する。※本記事のスタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照[1/5ページ]
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MF:相馬勇紀(そうま・ゆうき)
生年月日:1997年2月25日(29歳)
所属クラブ:FC町田ゼルビア
今季リーグ戦成績:3試合2ゴール1アシスト
FC町田ゼルビアでプレーする相馬勇紀は、もはやJリーグでは止められる選手がいないレベルだ。
早稲田大学出身の相馬は、2018年に特別指定選手として名古屋グランパスに加入。リーグ戦9試合3アシストを記録し、チームのJ1残留に貢献した。
その後、鹿島アントラーズへの期限付き移籍を経て、名古屋に復帰すると攻撃の主軸へと成長。マッシモ・フィッカデンティ監督のもとで守備面を磨き、攻守両面で輝くウインガーとして評価を高めた。
自身初の海外挑戦となったのは、2022年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会終了後のことだ。
本大会で日本代表メンバーに招集された相馬は、その勢いのままカーザ・ピア(ポルトガル)へ期限付き移籍で加入している。
新天地では、加入2シーズン目の2023/24シーズンにリーグ戦32試合5ゴール3アシストとまずまずの成績を残した。
それでも、完全移籍への移行や他の欧州クラブからの獲得には至らず、2024年夏に古巣・名古屋へ復帰。その後、電撃移籍で町田の一員となった。
ドリブルでの推進力、正確なパス、当たり負けしないフィジカルの強さなど、現在の相馬はどれを取ってもJリーグ最上級の能力を有している。
特にキックの威力は規格外で、今季も第1節の横浜F・マリノス戦、第3節の東京ヴェルディ戦で遠めの位置からのFKをゴールに突き刺した。
今年で29歳になる相馬にとって、2度目の海外挑戦のタイムリミットは刻一刻と近づいている。
今夏はキャリア最大の分岐点となるかもしれない。

