明治安田J1百年構想リーグは第3節を終えた。今大会は約4か月間にわたる短期決戦で、現行の春秋制から8月開幕の秋春制へ移行するための重要な節目となるシーズンだ。そのため、大会終了後には欧州と同様に夏の移籍市場がスタートする。そこで今回は、シーズン終了後に海外挑戦へ踏み出す可能性を秘めた選手を紹介する。※本記事のスタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照[2/5ページ]
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DF:キム・ジュソン
生年月日:2000年12月12日(25歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
今季リーグ戦成績:3試合0ゴール0アシスト
明治安田J1百年構想リーグで首位を走るサンフレッチェ広島。その堅守を語るうえで、いま欠かせない存在となっているのがキム・ジュソンだ。
今季ここまで、最終ラインの一角として出色のパフォーマンスを披露し、チームに安定感をもたらしている。
昨年7月、FCソウルから広島へ加入したキム・ジュソンは、189cm・83kgという恵まれた体格を武器とする左利きのセンターバックだ。
加入当初は、荒木隼人、佐々木翔、塩谷司という実績十分の3バックに割って入ることができるかが注目されたが、昨季リーグ戦8試合に出場し、対人守備の強さと落ち着いたプレーで確かな存在感を示し、試合を重ねるごとに信頼を着実に勝ち取っていった。
迎えた今シーズンは、佐々木翔が負傷により出遅れる状況のなか、3バック左のストッパーで開幕戦からスタメンに抜擢。百年構想リーグでは開幕から3試合連続で先発出場を果たし、単なる穴埋めにとどまらないパフォーマンスを見せている。
最大の武器は、やはりフィジカルの強さだ。
対人局面では身体を巧みに使いながら相手の前進を遮断。加えて、高さを活かした空中戦でも優位に立ち、クロス対応やセットプレーの守備において重要な存在となっている。
さらに見逃せないのが、左足から繰り出される配球能力だ。
単なるクリアに終始せず、ビルドアップの起点となることで、攻撃のテンポを生み出している。
現役の韓国代表でもある25歳は、年齢的にもさらなる成長が期待される段階にある。
このままJ1の舞台で安定したパフォーマンスを継続できれば、欧州クラブのスカウトの視線を集める存在となるのも決して不思議ではない。
広島の躍進とともに、その評価は今後さらに高まっていきそうだ。

