プレミアリーグ第27節、エバートン対マンチェスター・ユナイテッドの試合が現地時間23日に行われ、マンUが1-0の勝利を収めた。この試合でマンオブザマッチ(MOM)に選出されたのは、決勝点のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコではなく、23歳のベルギー代表GKセンヌ・ラメンスだった。なぜ得点者ではなく守護神が選ばれたのかは、この動画を見れば納得するだろう。
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もはや10年は安泰か
ラメンスは2025年8月、ロイヤル・アントワープFCからの完全移籍でマンUに加わった。
それまでビッグクラブでの経験はなく、マンUのゴールを安心して任せられるかどうかは未知数だった。
しかし、今やピーター・シュマイケル氏、エトヴィン・ファン・デル・サール氏、ダビド・デ・ヘアといった名だたる歴代スター選手に並び、世界最高クラスの守護神と比較されるほど大きな注目を浴びている。
その実力を知らしめたのが、圧巻のセービング力を披露したエバートン戦だ。
エバートンは合計12本のシュートを放ち、そのうち枠内に4本飛ばしている。
その4本全てを、ラメンスが難なく処理し、抜群の安定感を見せた。
特筆すべきは、エバートンのジェームズ・ガーナーが放った直接フリーキックを、横っ飛びで両手キャッチしたことである。
無回転シュートと言われるブレ球は、“GK泣かせ”として知られ、普通のGKなら弾くのが精一杯の非常に厄介なシュートだ。
それをいとも簡単にガッチリと掴んでしまう技術には、思わず「意味がわからない!」と叫びたくなるほどだろう。
また、エバートンは10回もコーナーキックのチャンスがあった。
エバートンの選手たちが集まって、ラメンスのキャッチを邪魔しようとするのだが、その試みも外れてしまう。
ラメンスは193cmの長身を生かし、ミスする素振りも一切見せずに全て処理した。
試合のデータから見れば、失点してもおかしくない状況なのだが、ラメンスはクリーンシートでチームを勝利へ導いている。
だからこそ、得点者を差し置いてラメンスがMOMに選ばれたことは、誰もが納得するものだと言えそうだ。
マンUでのキャリアは、まだ始まったばかりだが、未来永劫ラメンスが正守護神を務めることになるかもしれない。
