
大卒Jリーガーたち【写真:Getty Images】
ヨーロッパと比較した日本サッカーのユニークな点は、大学サッカーの存在だ。高校卒業の時点でプロ契約を結ばず、大学で研鑽を積んでからキャリアを歩み始める選手も多い。今回は、2026年のJリーグ全60クラブに所属する選手を対象に、出身大学を調査。その中でも特に現役Jリーガーを輩出してきた大学をランキング形式で紹介する。※本記事はJリーグ選手名鑑をもとに作成しています。[1/5ページ]
10位タイ:日本体育大学

日本体育大学出身の稲垣祥【写真:Getty Images】
選手数:29人
代表的な選手:稲垣祥、三浦颯太、山下諒也など
現在のJリーグで一線級の活躍を見せる稲垣祥、三浦颯太、山下諒也らの母校が、日本体育大学だ。
松木安太郎の出身大学として知られる日体大は、上記の他にも多くの逸材を輩出してきた。
特に鈴木政一監督が率いていた2010年代は明確な結果も出し、2011年~2012年の第1次政権では稲垣や菊地俊介らを指導した。
2度目の指揮官就任時の2016年には総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントに15年ぶりに出場。
関東大学サッカーリーグ1部も3位でフィニッシュし、全日本大学サッカー選手権(インターカレッジ)でも準優勝を果たした。
なお、同年のリーグ得点王に輝いたのは当時日体大に所属していたFW高井和馬だ。
大学卒業後に加入したザスパクサツ群馬(現:ザスパ群馬)でも1年目からJ2で10得点をあげたことから、在学中に示したクオリティも確かだったとうかがえる。
“ボックス・トゥ・ボックス”で稼働できる稲垣に顕著だが、特定のポジションを生業としながら能動的に様々な位置に流れてプレーできる特色は“鈴木チルドレン”ゆえなのかもしれない。
高井もまた、ペナルティエリアの内外で相手の脅威になれる選手だ。個々の特長で考えても、日体大の育成はJクラブの助けになっているように見える。
近年は関東大学サッカーリーグ2部での戦いが続いていたが、2024年に昇格を決め、昨年は残留に成功。
今季も明治大学や筑波大学などの強豪校と共にしのぎを削る。