
欧州下部組織でプレーする日本の超逸材5人【写真:Getty Images】
多くの日本人選手が欧州トップレベルでプレーしているが、それと同じくらいに欧州下部組織でプレーする選手も多い。Jリーグでプレーすることなく海を渡る選手もいれば、幼少期から海外で過ごす選手もいる。今回は、欧州クラブの下部組織でプレーする主な日本人選手を紹介する。
※本記事のデータはデータサイト『transfermarkt』を参照しています[3/5ページ]
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MF:碇明日麻(いかり・あすま)

U-22日本代表の碇明日麻【写真:Getty Images】
生年月日:2005年7月27日(20歳)
所属クラブ:ハノーファーII(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:19試合0得点0アシスト
高校→即海外行きという離れ業をやってのけた山崎太湧や花城琳斗とは異なり、碇明日麻はJクラブを経て欧州挑戦に乗り出したタイプだ。
身長187cmの“和製ベリンガム”は、レンタル移籍中のハノーファー II(ドイツ4部相当)で安定したプレー時間を確保している。
熊本県立大津高等学校在学中の2023年7月に水戸ホーリーホックへの加入が発表された碇は、2024シーズンに同クラブへと正式加入を果たす。
そして、水戸がハノーファーIIと業務提携を結んでいたことで碇に千載一遇のチャンスが巡ってくる。2025年7月には1年間の期限付き移籍が決定し、プロ入り後わずか1年半で世界での挑戦権を獲得したのだった。
レギオナルリーガ・ノルト(ドイツ4部リーグ)に所属するハノーファーIIにおいて、碇は主にボランチとして起用されている。
元々ゴールキーパー以外なら全てのポジションをこなせるほどのセンスを持っているのだが、抜群のテクニックと身体能力、戦術理解力の高さを誇る碇を中盤の底に置く意義は大きい。
ボールの収まり所となる碇は2025/26シーズン開幕から13試合連続出場を果たし、現在はリーグ戦出場数を19試合まで伸ばしている。
ドイツへと旅立つ際、碇は「いつでも海外に挑戦できるよう準備を続けてきました」と語っている(水戸ホーリーホック公式サイトより)。
冷静に先のキャリアを見据える20歳の若武者は、ボルシア・ドルトムントで名を馳せて世界的な選手へと成長を遂げたジュード・ベリンガムのようにドイツの地で飛躍を遂げるかもしれない。