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「ようやく、良くなってきた」ガンバ大阪で存在感を光らせる三浦弦太。ケガで離脱した仲間への想いも背負って【コラム】

シリーズ:コラム text by 高村美砂 photo by Getty Images
ガンバ大阪DF三浦弦太
ガンバ大阪DF三浦弦太【写真:Getty Images】



 AFCチャンピオンズリーグ2ノックアウトステージに進出したガンバ大阪だが、相次ぐセンターバックの負傷離脱に見舞われた。そうした中で存在感を放つのが三浦弦太だ。2024年4月に右膝の負傷で長期離脱を強いられ、復帰後も古傷の痛みや違和感に苦しみながら『今日』に繋げてきた。そして今は、仲間たちの想いも背負ってピッチに立っている。(取材・文:高村美砂)[2/2ページ]
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復帰後もケガと向き合い続けるサッカー選手のリアル

ガンバ大阪DF三浦弦太
【写真:Getty Images】

 選手にとって『ケガ』はサッカー人生をも左右する出来事だ。一般的には傷が癒え、日常を取り戻した事実を『完治』だと考えがちだが、現実はそうではない。特に長期離脱を要するケガを負った選手ほど、復帰後も受傷した箇所周りの筋力や可動域、体のバランスの変化に戸惑い、プレーを適応させることに苦しむ選手も多い。

 まして、その過程において、受傷箇所に何かしらの違和感を覚えたり、その周辺に痛みを感じるようなことがあれば、気持ちに不安が芽生えるのは当然だろう。それによって、図らずとも心と体にブレーキが掛かってしまうことも。


 おそらくは、今回の三浦もそうだったのではないかと想像する。右膝に感じた痛みが、受傷後には起こりうる事象なのか、はたまた、何かの予兆なのか。気持ちのどこかでずっと言い知れぬ不安を抱えていたはずだ。第一に「練習を抜けずにやり続けること」を自身に求めたのも、その不安に飲まれないようにするためでもあったのではないだろうか。

 だが、そうした状況を乗り越え、三浦弦太は再びピッチに戻ってきた。しかも、冒頭に書いた清水戦も然り、試合を重ねるほど、そのプレーは凄みを増している。今日3月1日で31歳。そのパフォーマンスはここから更にギアを上げていくことだろう。その事実がガンバにとって、懸命にリハビリと向き合う仲間にとって、どれほど心強い指標になっているのかは言うまでもない。

(取材・文:高村美砂)

著者プロフィール:高村美砂
雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

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【了】
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