
カタールW杯でガッカリだった5人【写真:Getty Images】
日本代表は、2022年に開催されたFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で優勝候補のドイツ代表とスペイン代表に勝利する波乱を巻き起こした。その立役者となった選手たちの印象が強い一方で、期待に反して活躍できなかった選手もいる。今回は、カタールW杯で輝けなかった選手を紹介する。[1/5ページ]
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DF:伊藤洋輝(いとう・ひろき)

カタールW杯に出場した伊藤洋輝【写真:Getty Images】
生年月日:1999年5月12日
当時の所属:シュツットガルト(ドイツ)
カタールW杯成績:1試合0得点0アシスト
伊藤洋輝もFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でインパクトを残すことができなかった選手の1人だ。
2021年夏にジュビロ磐田からシュツットガルトに移籍して評価を高めていた大型DFは、W杯開幕が目前に迫る2022年6月に日本代表デビューを飾っている。
6月のデビューからW杯開幕までに行われた7つの強化試合のうち、5試合で先発出場したことから一気にレギュラーに抜擢される可能性もあった。
その理由の1つが当時の左SB問題である。最終予選では長友佑都が先発し、後半途中から中山雄太が出場する形でのポジション争いが行われていた。
絶対的なレギュラーが決まっていなかったことから、伊藤は本職がCBながらもスピードがあることから第3の左SBの候補として期待されていた。これが代表デビューから多くの試合でサイド起用が続いていた要因だ。
本大会に向けては中山が代表発表後に負傷離脱。そのため伊藤の序列が上がったかと思われたが、結果的にはグループリーグ第2戦コスタリカ代表戦の後半のみの出場に留まっている。
これは日本代表がW杯で3バックを多く採用したことが影響しているだろう。当時のCBは主将の吉田麻也を軸に板倉滉とコンディション不良に悩まされていた冨安健洋の3人の序列が高かった。
そのため冨安を含めた3人のCBの間に割って入るほどの信頼はなく、長友のように左サイドをアップダウンするWBタイプでもないことから出場機会が限定的となった。
唯一の出場となったコスタリカ代表戦では、一列前の三笘薫にパスを出さず、バックパスを繰り返したことで批判の的に。チームも敗れたことで、伊藤への風当たりはさらに強くなっている。