明治安田J1百年構想リーグは第4節までを終えた。徐々に好不調の明暗が分かれ、上位と下位の顔ぶれも見え始めている。好調なクラブがある一方で、期待とは裏腹に苦しい滑り出しを強いられているクラブも少なくない。そこで今回は、序盤戦で“期待外れ”となっているクラブを紹介する。[4/5ページ]
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横浜F・マリノス
監督:大島秀夫
J1百年構想リーグ成績:1勝0分3敗
J1百年構想リーグ順位:9位(EAST)
昨季、残留争いという死線をくぐり抜けた横浜F・マリノス。名誉挽回を期した今季だが、スタートダッシュには失敗した。
大島秀夫体制2年目となった今季は、開幕からタフな戦いが続く。
第1節のFC町田ゼルビア戦(2-3●)に敗れると、第2節の鹿島アントラーズ戦(0-1●)、第3節の浦和レッズ戦(0-2●)でも黒星。開幕3連敗という厳しい船出となった。
対戦相手はいずれも関東の強豪で、町田と鹿島は昨季優勝争いを演じたクラブ。昨季、降格の危機に瀕したマリノスにとって、苦戦はある程度想定内だったとはいえ、結果の重さは否定できない。
もどかしいのは、どの試合でもチャンス自体は作れている点だ。決定機を仕留め切れず、ゴールネットを揺らせない展開が続いた。
データサイト『Sofa Score』によれば、開幕3試合はいずれも相手を上回るシュート数を記録。ゴール期待値(xG)も、町田戦では相手の0.86に対して2.27、鹿島戦でも0.39に対して1.12と、内容面では決して劣っていなかった。
それでも結果が伴わなかったことが、チームに暗い影を落としていたのは確かだ。
だが、第4節の東京ヴェルディ戦(3-2○)でシーズン初白星を挙げ、ようやく連敗を止めた。
前半アディショナルタイムに先制すると、後半開始直後の47分、49分にも加点。終盤に2点を返されたものの、逃げ切りに成功した。
守備面にはなお課題を残すが、攻撃陣が決定力を発揮すれば勝利できることを示した一戦だった。
複数得点で勝ち切った事実は、選手たちにとっても大きな自信となるはずだ。
ここから大島体制のマリノスは復権を果たせるか。真価が問われるのは、これからである。

