
企業ロゴが入ったユニフォーム【写真:Getty Images】
Jリーグのクラブを支える胸スポンサーとして、日本を代表する大企業が名を連ねている。その中で最も売上が高いのはどの企業なのか。2026年のJ1からJ3までのクラブを対象に、胸スポンサーを務める企業の売上高ランキングを紹介する。※売上高は『マイナビ』を、同サイトに記載がない場合は会社の公式サイトを参照[3/5ページ]
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3位:柏レイソル

柏レイソルの瀬川祐輔【写真:Getty Images】
胸スポンサー:日立製作所
売上高:9兆7287億1600万円(2024年3月末 連結)
柏レイソルの前身である日立製作所サッカー部は、現在もクラブをサポートし続けている。
ユニフォームに名を刻むオフィシャルスポンサーであるだけでなく、日立は主要株主だ。
柏を運営する「株式会社日立柏レイソル」は同社が株式の99.8%を保有する組織であり、実質的な親会社である。社名変更前の「株式会社日立スポーツ」時代から数えて、2022年に設立から30年の節目を迎えた。
財政的ピンチを迎えた際には比較的融通が利く可能性もあり、出資がかさんでもある程度チャレンジングな経営も可能だろう。
その上、近年の日立はすこぶる好調である。2024年3月の決算では9兆7287億1600万円の売上を記録し、翌2025年には約9兆7833億円と微増した。当期純利益は約6157億円(前年比増)にのぼる。
親会社の安定感は柏にも財政基盤にもポジティブな影響があり、コロナ禍以降2022年から黒字が続いている。
アカデミーへも効率的に投資を行っており、2024年は下部組織の運営費として約1億6400万円を計上。この投資規模は、育成の名門として知られるサンフレッチェ広島や川崎フロンターレ、ガンバ大阪を上回るものだ。
懸念があるとすれば、現状の経済規模だ。柏が本拠地とする三協フロンテア柏スタジアムの収容人数は1万5109人。ビッグスタジアムを持つ浦和レッズなどと異なり、入場料収入がキャッシュポイントになりにくい。
2024年度のJ1クラブ平均売上が約58億2400万円だったのに対し、柏は46億5800万円。順調に推移しているにも関わらず、これ以上のスケールを期待するならば抜本的な改革が必要のように見える。
2025シーズンの躍進とAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を含めた今後の戦いを考えると、さらなる規模拡大が求められるかもしれない。