
J2クラブで輝く10代の逸材5人【写真:Getty Images】
2月6日に開幕した明治安田Jリーグ百年構想リーグ。地域ごとに分かれる仕組みとなっており、“一度きり”の大会は早くも盛り上がりを見せている。そして、百年構想リーグを彩っているのが将来に希望を持った20代未満の若武者たちだ。昇格・降格がない大会だからこそ各クラブの指揮官は若手を積極的に起用でき、選手もまた期待にしっかりと応えている。そこで今回は、J2クラブで輝く10代の逸材5人を紹介する。
※本記事のデータはデータサイト『transfermarkt』とJリーグ公式サイトを参照しています。(情報は3月4日時点)[3/5ページ]
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MF:木吹翔太(こふい・しょうた)

いわきFCの木吹翔太【写真:Getty Images】
生年月日:2006年8月19日
所属クラブ:いわきFC
2026リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト
いわきFCで一際“大きな”存在感を放っているのが木吹翔太だ。
身長は、Jリーグでは規格外の203cm。これだけ聞くと「高さを活かしたエアバトラー」を想像するだろうが、木吹の長所は他にも多数ある。
まず、木吹は足元の技術が非常に高い。
近代サッカーでは、長身かつテクニックのある選手が珍しくなくなってきたが、木吹もその中の1人だ。
観客は柔らかなボールタッチと意表を突くトリックプレーに魅了され、いつしか木吹が2m超えの選手であることを忘れてしまうに違いない。
もちろん、懐の深いボールキープや瞬間的な加速といった、身体能力をフルに活用したプレーも魅力の1つではある。
ただ、19歳の超大型逸材に輝かしい未来が待っていると確信できるのは、環境適応能力の高さ故かもしれない。
中学時代はボランチ、サンフレッチェ広島ユースではフォワードを務めていたものの、2023年8月頃にはセンターバックにコンバート。ハイボールに強いのはもちろん、持ち前のキック精度とビルドアップ力で後方からゲームを組み立てられることも示した。
明治安田J2・J3百年構想リーグでは、全4試合に出場しており、もはや木吹はいわきの絶対的な主力と言っていい。
しかも、いわきでは3-1-4-2システムの2シャドーの位置に収まっており、また新たなポジションを開拓しているのだ。
存在感の大きさは決して身長によるものではない。
このまま進化を続けていけば、木吹は世界でも類を見ないほどのスターになれる可能性を秘めている。