
Jリーグ総合評価ランキング6~10位【写真:Getty Images】
開幕から約1カ月が経過し、各クラブの現在地が少しずつ見え始めてきた。新戦力が躍動するチーム、若手の台頭によって勢いを増すクラブ、そして昨季の実績を土台に安定した戦いを見せる強豪。それぞれが異なる強みを発揮しながら、戦いを繰り広げている。今回は、ここまでの戦いぶりやチーム力、戦術的完成度、さらには今後のポテンシャルも含めて総合的に評価し、ランキング形式で紹介する。(リーグ戦順位は第4節終了時点)[4/5ページ]
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7位:柏レイソル

7位にランクインした柏レイソル【写真:Getty Images】
リーグ戦順位:8位(リーグEAST)
今季リーグ戦成績:1勝3敗
昨シーズン、リーグ2位という好成績を収めた柏レイソル。しかし今季は、開幕から思わぬ苦しいスタートを強いられることになった。
開幕戦の相手は川崎フロンターレ。敵地で迎えた一戦は、両チームの持ち味がぶつかり合う激しい撃ち合いとなった。
攻撃力を武器とする両者らしくゴールの応酬となったが、試合の主導権を握ったのは川崎だった。
立ち上がりから相手のテンポに押され、一時は0-3とリードを広げられてしまう。
それでも柏は意地を見せた。持ち前のアグレッシブな攻撃で反撃に転じ、怒涛の追い上げで1点差まで迫る。
最終的なスコアは5-3で敗れたものの、リカルド・ロドリゲス監督の下で磨かれてきた攻撃的なスタイルが、今季も健在であることは十分に示された試合だった。
しかし、その後の結果は厳しいものとなる。
続く第2節の東京ヴェルディ戦では、拮抗した展開の中で後半終了間際に勝ち越しゴールを許して敗戦。さらに第3節では、昨季優勝を争った鹿島アントラーズの本拠地に乗り込んだものの、思うように自分たちの流れを作れず敗れ、まさかの開幕3連敗スタートとなった。
もちろん、3連敗という結果だけを見れば苦しい滑り出しであることは間違いない。
ただ、それでもチームの根幹が揺らいでいるわけではない。
ボールを大切にしながら主導権を握る攻撃的なスタイルは今季も変わらない。
実際、第4節のFC東京戦ではその姿勢を貫き、ゲームをコントロールしながら2-0の勝利を収めた。
開幕からの流れを断ち切る意味でも、大きな1勝となったはずだ。
昨季まで攻撃面で大きな役割を担っていたジエゴや小屋松知哉の退団によって生じた穴は、現時点では完全に埋まったとは言い難い。
また、今季加入したいずれの新戦力も、まだチームの戦い方に完全にはフィットしていない印象だ。
ただ、いずれも個の能力が高い選手であり、コンディションと連係が整えば、攻撃の幅を大きく広げる存在になる可能性は十分にある。
結果が出ない時でも立ち返ることのできる“自分たちの形”を持っていることは、このチームの大きな強みだ。
開幕直後のつまずきは決して小さくないが、シーズンはまだ始まったばかり。
積み上げてきたスタイルが機能すれば、ここから巻き返してくる可能性は十分にあるだろう。