
Jリーグ総合評価ランキング1~5位【写真:Getty Images】
開幕から約1カ月が経過し、各クラブの現在地が少しずつ見え始めてきた。新戦力が躍動するチーム、若手の台頭によって勢いを増すクラブ、そして昨季の実績を土台に安定した戦いを見せる強豪。それぞれが異なる強みを発揮しながら、戦いを繰り広げている。今回は、ここまでの戦いぶりやチーム力、戦術的完成度、さらには今後のポテンシャルも含めて総合的に評価し、ランキング形式で紹介する。(リーグ戦順位は第4節終了時点)[2/5ページ]
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4位:ヴィッセル神戸

4位にランクインしたヴィッセル神戸【写真:Getty Images】
リーグ戦順位:3位(リーグWEST)
今季リーグ戦成績:2勝1PK勝1敗
ミヒャエル・スキッベ新監督を迎えた今季も、ヴィッセル神戸は安定した戦いぶりを見せている。
勝負強さというクラブの強みを維持しながら、新体制の中で着実にチームを作り上げている段階と言えるだろう。
今季のスカッドも、日本代表経験を持つ選手をはじめとした経験豊富なベテランが多く名を連ねる。
過密日程が続くシーズンの中でも、試合ごとに冷静なゲームマネジメントを見せ、接戦をものにしている点はさすがだ。
開幕戦の相手は、昨季3位と躍進した京都サンガF.C.。先制しながらも追いつかれ、試合はPK戦までもつれ込んだが、最後は落ち着いて勝利を収めて勝ち点「2」を獲得。難敵との一戦をものにし、上々のスタートを切っている。
接戦を制したことでチームには確実に勢いが生まれたはずだ。
続くV・ファーレン長崎戦では試合を通して主導権を握り、攻守両面で安定感を発揮。2-0の完封勝利で力の差を示し、上位候補としての貫禄を感じさせた。
今季唯一の黒星となった清水エスパルス戦も、開始19分でセンターバックの山川哲史がレッドカードを提示される難しい展開となったことを考えれば、悲観する内容ではない。
数的不利の中でも粘り強く戦う姿勢を見せており、チームとしての基盤の強さを感じさせる試合だった。
先述の通り神戸と言えば、大迫勇也や武藤嘉紀など日本代表で実績を残してきたベテラン勢に注目が集まりがちだ。
しかし今季は、アカデミー出身の若手たちにも徐々に出場機会が与えられている。
山田海斗や濱﨑健斗といった選手たちは、限られた時間の中でも積極的なプレーを見せ、着実に経験を積み上げている。
優勝を狙うクラブとして結果を求めながらも、将来を見据えた選手起用をどうバランスよく進めていくのか。
新体制の下で進む世代融合が実を結べば、神戸は今季もタイトル争いの中心に位置する存在となるだろう。