
Jリーグ総合評価ランキング1~5位【写真:Getty Images】
開幕から約1カ月が経過し、各クラブの現在地が少しずつ見え始めてきた。新戦力が躍動するチーム、若手の台頭によって勢いを増すクラブ、そして昨季の実績を土台に安定した戦いを見せる強豪。それぞれが異なる強みを発揮しながら、戦いを繰り広げている。今回は、ここまでの戦いぶりやチーム力、戦術的完成度、さらには今後のポテンシャルも含めて総合的に評価し、ランキング形式で紹介する。(リーグ戦順位は第4節終了時点)[3/5ページ]
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3位:京都サンガF.C.

3位にランクインした京都サンガF.C.【写真:Getty Images】
リーグ戦順位1位(リーグWEST)
今季リーグ戦成績:2勝1PK勝1PK負
現在、リーグWESTで首位に立つ京都サンガF.C.。ここまでの戦いぶりを見れば、昨シーズンの躍進が決して偶然ではなかったことを証明していると言えるだろう。
曺貴裁監督が目指す徹底したハイプレスが進化し、チームとしての完成度は着実に高まっており、今季も上位争いの中心となっている。
ヴィッセル神戸との開幕戦ではPK戦の末に敗れたものの、内容面では互角以上の戦いを見せ、チームの自信が大きく揺らぐことはなかったはずだ。
続く第2節の清水エスパルス戦では、劇的な展開が待っていた。
1点ビハインドのまま敗色濃厚となっていた後半アディショナルタイム、エースのラファエル・エリアスが値千金の同点ゴールを叩き込み、試合は2試合連続となるPK戦へ。
ここでは勝利を収め、シーズン初の勝ち点を手にした。
今季も攻撃陣を牽引しているのは、ラファエル・エリアスとマルコ・トゥーリオのブラジル人コンビだ。
高い技術と決定力を兼ね備えた2人は、依然としてリーグ屈指の破壊力を誇る。
第3節のアビスパ福岡戦では、“アベック弾”でチームを勝利へ導くなど、相手守備陣にとっては依然として厄介な存在であり続けている。
さらに今季は、新加入組の活躍もチームに新たな厚みをもたらしている。
センターバックのエンリケ・トレヴィザンは守備の安定感を高めるだけでなく、第4節のサンフレッチェ広島戦では得意のヘディングで決勝ゴールを記録。攻守両面で存在感を示している。
また、新井晴樹や平岡大陽といった選手たちも試合ごとに持ち味を発揮し、チーム内の競争を活性化させている。
そして何より楽しみなのが、京都アカデミー出身の高校生Jリーガー・尹星俊の存在だ。
福岡戦でスタメンフル出場を果たしトップチームデビューを飾ると、続く広島戦でも臆することなくプレー。中盤でプレッシャーを受けても冷静にボールを前線へ運び、攻守両面で高いポテンシャルの片鱗を見せつけた。
新戦力の加入に加え、アカデミーからの有望株が台頭してきたことで、チームの選手層には明確な厚みが生まれている。
既存戦力と新しい力がうまく融合すれば、チームとしての総合力はさらに高まっていくだろう。