明治安田J2・J3百年構想リーグは第5節までを終えた。好調なスタートを切ったクラブがある一方で、期待とは裏腹に苦しい戦いを強いられているクラブも少なくない。J2とJ3という異なるカテゴリーのチームが入り乱れるこのリーグで、結果を残せずにいるのはどのクラブなのか。今回は、序盤戦で思うような成績を残せていないクラブを紹介する。[2/5ページ]
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ギラヴァンツ北九州
監督:増本浩平
リーグ戦順位:10位(WEST-Bグループ)
今季リーグ戦成績:5試合0勝0分5敗
ギラヴァンツ北九州に暗雲が立ち込めている。
今季は増本浩平体制3年目。一昨季はJ3で7位、昨季は8位と中位を維持してきたが、明治安田J2・J3百年構想リーグでは現在、WEST-Bグループ最下位と苦しんでいる。
チームは開幕戦のガイナーレ鳥取戦(1-3●)に敗れると、第2節の大分トリニータ戦(0-2●)、第3節のロアッソ熊本戦(1-4●)にも敗れ、開幕3連敗スタートとなった。
鳥取には昨季のJ3でもシーズンダブルを許しており、公式戦では3試合連続の黒星となっている。
厳しい船出となったが、苦戦はまだ続く。
第4節ではJFLからの昇格組であるレイラック滋賀FCと対戦したものの、1-2で敗戦。第5節のテゲバジャーロ宮崎戦(2-3●)にも敗れ、連敗は「5」に伸びた。
リーグ全体を見渡しても、5敗を喫しているクラブは北九州のみである。今大会の醍醐味であるPK戦の機会すら得られていない現状は、ファン・サポーターの期待を裏切っていると言わざるを得ない。
課題は攻守両面に山積しているが、特に守備の立て直しは急務だ。
昨季はJ3で46得点41失点と、得点力不足に苦しめられた。今季はこの課題を改善すべく攻撃力向上に取り組んできたが、その副作用か失点が止まらない。
ここまで5試合で喫した総失点は「14」。これはWEST-Bグループでワーストの数字だ。まずは守備のベースを整えることが、勝ち点獲得への第一歩となるだろう。
ポジティブな材料としては、先日行われた宮崎戦で今季初の複数得点を記録した点が挙げられる。
結果的に宮崎に3ゴールを許して敗れたものの、連動したプレッシングからのカウンター攻撃で最後まで相手を苦しめた。
次戦は、一つ上の順位で苦しんでいるサガン鳥栖との対戦となる。
元J1クラブを無失点に抑えて勝利することができれば、チームにとって大きな自信となるはずだ。

