明治安田J2・J3百年構想リーグは第5節までを終えた。好調なスタートを切ったクラブがある一方で、期待とは裏腹に苦しい戦いを強いられているクラブも少なくない。J2とJ3という異なるカテゴリーのチームが入り乱れるこのリーグで、結果を残せずにいるのはどのクラブなのか。今回は、序盤戦で思うような成績を残せていないクラブを紹介する。[4/5ページ]
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サガン鳥栖
監督:小菊昭雄
リーグ戦順位:9位(WEST-Bグループ)
今季リーグ戦成績:5試合0勝2分3敗(PK勝1PK負1)
サガン鳥栖は、J2・J3百年構想リーグで低空飛行が続いている。
小菊昭雄監督体制2年目となる今季、クラブはオフの期間に積極的な補強を敢行した。
城定幹大(←福島ユナイテッドFC)や塩浜遼(←ロアッソ熊本)など、ブレイクが期待される若手アタッカーの獲得に成功している。
既存戦力に加えて新戦力も加わり、2列目の陣容は厚みを増した。しかし、その一方でストライカーのポジションには痛手もあった。
昨年12月に山田寛人が湘南ベルマーレへ完全移籍し、今年1月には新川志音がシント=トロイデン(ベルギー)へ完全移籍。前者は昨季リーグ戦で6ゴール1アシスト、後者は同5ゴール1アシストを記録しており、攻撃の起点となれる選手の相次ぐ退団は今季の懸念材料となっていた。
その不安は、シーズン開幕後すぐに現実のものとなる。
鳥栖はここまで5試合を消化しているが、成績は0勝2分3敗(PK戦勝利と負けが1試合ずつ)でWEST-Bグループ9位と低迷。かつてJ1の舞台で戦っていた同クラブだが、今季は90分間での勝利がない数少ないクラブの一つとなっている。
不振の原因が得点力不足にあることは明らかだ。
攻撃陣は対戦相手の粘り強い守備を崩し切れず、ここまで5試合で4得点にとどまっている。
これはリーグ全体でもワースト7位タイの数字であり、山田や新川の退団による影響は早くも表面化したと言えるだろう。
降格の危険性はないとはいえ、得点源の不在は明確な弱点だ。
成長が期待される2列目の新戦力たちを活かすためにも、新たなストライカーの補強は不可欠となりそうだ。

