
J1百年構想リーグを戦うチーム【写真:Getty Images】
開幕から約1カ月が経過し、各クラブの現在地が少しずつ見え始めてきた。新戦力が躍動するチーム、若手の台頭によって勢いを増すクラブ、そして昨季の実績を土台に安定した戦いを見せる強豪。それぞれが異なる強みを発揮しながら、戦いを繰り広げている。今回は、ここまでの戦いぶりやチーム力、戦術的完成度、さらには今後のポテンシャルも含めて総合的に評価し、ランキング形式で紹介する。(リーグ戦順位は第4節終了時点)[1/5ページ]
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16位:ファジアーノ岡山

JFE晴れの国スタジアムで戦うファジアーノ岡山【写真:Getty Images】
リーグ戦順位:9位(リーグWEST)
今季リーグ戦成績:1PK勝2PK敗1敗
予算規模で考えれば、ファジアーノ岡山は大いに健闘していると言えるだろう。
2024年度のトップチーム人件費では約6億6800万円とJ2の中でも中位規模で、当時同じカテゴリーで戦っていたV・ファーレン長崎の約15億1900万円と比較しても3倍近い開きがあった。
岡山は今季も昨シーズンに引き続き【3-4-2-1】のハイプレスで相手チームの組み立てを崩しに行く。ボールを奪ってからはワントップのルカオに供給し、屈強なブラジル人FWが時間を作る。
いわゆる“泥臭い”サッカーだが、その戦いは十分に強豪クラブとも渡り合えている。
WEST優勝候補のひとつであるサンフレッチェ広島と対戦したリーグ第2節では、組織的な守備から攻撃に繋げた。71分に小倉幸成が退場し、岡山は数的不利に陥ったが、1-1のスコアを守り切っている。
この試合はPK戦の末に敗れたが、集中力の高い守備と苦しいときでもスプリントできる強度の高さを証明してみせた。
それだけに第4節・名古屋グランパス戦は勝ち切りたかったところだ。
守備から攻撃に転じる戦い方はミハイロ・ペトロヴィッチ監督率いるチームに明確な脅威を与え、90分で勝ち点「3」を手にするチャンスも十分にあった。
ルカオのほか、みずからもフィニッシャーになれる司令塔・江坂任など、攻撃面の強みも持っており、番狂わせを起こす可能性も十分にあるだろう。