
J1百年構想リーグを戦うチーム【写真:Getty Images】
開幕から約1カ月が経過し、各クラブの現在地が少しずつ見え始めてきた。新戦力が躍動するチーム、若手の台頭によって勢いを増すクラブ、そして昨季の実績を土台に安定した戦いを見せる強豪。それぞれが異なる強みを発揮しながら、戦いを繰り広げている。今回は、ここまでの戦いぶりやチーム力、戦術的完成度、さらには今後のポテンシャルも含めて総合的に評価し、ランキング形式で紹介する。(リーグ戦順位は第4節終了時点)[2/5ページ]
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17位:横浜F・マリノス

J1百年構想リーグを戦う横浜F・マリノスの選手たち【写真:Getty Images】
リーグ戦順位:9位(リーグEAST)
今季リーグ戦成績:1勝3敗
昨シーズンはJ1リーグ最下位に沈む時期もあった横浜F・マリノス。今季も引き続き厳しい状況にある。
開幕節のFC町田ゼルビア戦ではハイプレスの網にかかって2失点。2失点目は自陣でのクリアミスだった。
ゴールに迫った数は上回ったものの、持たされる場面が多いように見えた。
続く第2節・鹿島アントラーズ戦では強度の高さを見せたが、チャンスをものにできずセットプレーから失点。昨季MVPの早川友基のファインセーブもあり、マリノスはネットを揺らせぬまま0-1で敗北を喫した。
ジョルディ・クルークスのクロスなど、個人の能力は常に相手チームの脅威になっているが、組織としての連動の少なさは深刻な課題だ。
ビルドアップでミスが生じたとき、2CBを務める角田涼太朗とジェイソン・キニョーネス以外の選手の判断が整理されていないシーンが散見され、結果的に寄せが甘くなってしまう。
攻撃面でも同様で、マリノスの両ウイングが斜めに走る動きを見せても良きタイミングでボールが出てこない場面もある。
第4節の東京ヴェルディ戦は3-2で勝利したが、3-0の状態から詰め寄られており、この試合でもプレスの甘さや数人の選手がボールウォッチャーになってしまうシーンがあった。
昨季からの巻き返しを期待された今季、J2降格経験のない名門はどのような戦いを見せるのか。個で打開できる力は十分のように見える。