
J1百年構想リーグを戦うチーム【写真:Getty Images】
開幕から約1カ月が経過し、各クラブの現在地が少しずつ見え始めてきた。新戦力が躍動するチーム、若手の台頭によって勢いを増すクラブ、そして昨季の実績を土台に安定した戦いを見せる強豪。それぞれが異なる強みを発揮しながら、戦いを繰り広げている。今回は、ここまでの戦いぶりやチーム力、戦術的完成度、さらには今後のポテンシャルも含めて総合的に評価し、ランキング形式で紹介する。(リーグ戦順位は第4節終了時点)[2/5ページ]
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12位:東京ヴェルディ

J1百年構想リーグを戦う東京ヴェルディの選手たち【写真:Getty Images】
リーグ戦順位:3位(リーグEAST)
今季リーグ戦成績:2勝1PK勝1敗
ここまでは順調なすべり出しを見せる東京ヴェルディ。昨季のJ1を17位で終え、最終的な勝ち点差に余裕はあったものの、ギリギリで残留を決めた。
昨シーズンは最序盤から苦境に立たされていたが、今季は打って変わって好スタートを切っている。第4節を終えた段階で2勝1PK勝1敗と、守備の要だった谷口栄斗の退団の影響を感じさせない。
ヴェルディはとにかく走れるチームである。
2-1で勝利したリーグ第2節・柏レイソル戦では、相手にボールを握らせながらショートカウンターのチャンスを狙った。
相手の決定機逸に助けられた場面もあったが、最後まで集中を切らさない姿勢が功を奏し、後半アディショナルタイムの勝ち越しゴールに繋がった。
スタッツを見てもその特長は明らかで、総走行距離でおくれを取ったのはここまで第3節・FC町田ゼルビア戦のみ。スプリント数ではすべての試合でヴェルディが相手を上回っている。
今季からトップチームに昇格した18歳の逸材・仲山獅恩も存在感を見せており、第4節の横浜F・マリノス戦では途中出場ながら確かな実力を見せた。
0-3でマリノスにリードされている状況でピッチに立ち、彼の登場以降2-3まで詰め寄っている。
ポジティブな要素が多いが、いくら半年とはいえ、このハイペース・高強度の戦いを持続させるのはなかなか難しいことのようにも見える。
どこかで息切れしたときに総崩れしてしまう可能性も考慮しておく必要はありそうだ。
ゴール期待値の低さも懸念材料で、Jリーグ公式のデータでは東西あわせてダントツの最下位。19位のアビスパ福岡が「4.0」で、ヴェルディが「2.8」だ。
乳酸がたまった足は自由が利かなくなるものだが、ゴール前の決定力も体力と無関係ではないだろう。そのときにどう踏ん張るかは今後の注目ポイントのひとつだ。