FC町田ゼルビアは10日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ラウンド16第2戦で、江原FCと対戦し、1-0で勝利。2戦合計スコアを1-0としてベスト8進出を決めた。初出場の大会で着実に結果を積み重ねてきた町田だが、準々決勝以降のACLEファイナルズは中東情勢の影響もあり開催が不透明な状況が続く。そんな中、イスラエル代表MFネタ・ラヴィが胸中を明かした。(取材・文:ショーン・キャロル)[1/2ページ]
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「通過点みたいな感覚」昌子源・中山雄太が語るACLEでの躍進
町田ゼルビアは今週、クラブの着実な進化の中で、また新たな段階へ到達した。クラブは大会初出場ながらAFCチャンピオンズリーグエリートの準々決勝進出を決めた。
火曜日の江原FC戦は1-0の勝利とはいえ決して美しい内容ではなかったが、黒田剛監督のチームは再び必要な結果をもぎ取り、さらなる歴史を刻むことに成功した。
この成果は、2023年のJ1昇格、翌年のタイトル争いの惜敗、そして2025年の天皇杯優勝に続くものであり、試合後に最も印象的だったのは、この新たな節目を誰もが当然のことのように受け止めていた点だった。
「結果で見れば初出場だったり、去年の初タイトルだったり、初というものが出てきますけど、現場あるいは会社も含めてそこは通過点みたいな感覚でしかないです」と中山雄太はこの達成について語った。
昌子源も、江原とのラウンド16で2試合連続クリーンシートに貢献した後、同様に落ち着いた様子を見せていた。
「デビューという感覚はないんですよね」と33歳は、町田にとって初めてのACL出場について語った。彼自身は2018年に鹿島アントラーズでこの大会を制している。
日本と韓国の差「日本勢はベスト8に行って当然」
江原のチョン・ギョンホ監督は試合後、韓国のクラブが日本のクラブに勝てば「奇跡」と言われるようになったと、やや衝撃的なコメントを残した。中山はその見方に完全に同意することはなかったものの、日本サッカーが今やアジアの基準となっていることには認め、Jリーグのクラブが安住してはいけないと強調した。
「どうなんですかね。でも結果が物語っているというのはそうじゃないですか」とこのユーティリティープレーヤーは語った。
「そう思っているKリーグの人たちが今後どう動いていくのかが、やっぱり一番大事だと思います。僕らは安心せず、Jリーグ全体だったり、日本のサッカーがもっともっと良くなっていければいいんじゃないかなと」
「日本勢で言えば、正直日本の実力で言えばベスト8に行かなきゃいけないと思いますし、行って当然のレベルになってきていると思います。代表を見ても、各国との差で見ても、やっぱり日本がダントツになってきているというのがあるので」
町田の層の厚さは火曜の夜にも改めて示された。早い時間に負傷交代した相馬勇紀に代わって出場したナ・サンホが、中村帆高の決勝点をアシストするなど素晴らしいパフォーマンスを見せた。
「こういう選手が必要なんです」
「ロッカールームには本当に多くのトップ選手がいます。先発だけでなく、ベンチやスタンドにも」とテテ・イェンギはナのプレーについて語った。
「ああいう形で選手が交代で下がり、代わりに入った選手があのようなプレーをするのはチームにとって本当に素晴らしいことです。こういう選手が必要なんです」
イェンギは今季開幕直前にスコットランドのリヴィングストンから期限付き移籍で加入したばかり。だが、すでに黒田監督にとって重要な選手として地位を確立しており、このオーストラリア人はこれまでの経験に満足している。
「とても野心のあるクラブですし、クラブ全体にとてもポジティブな雰囲気があると思います」と25歳は語った。
「みんなが勝利のメンタリティーを持っています。それこそが次のレベルへ進むために必要なものだと思います。僕たちは夢を持ち続けて努力し続けるだけです。そして一歩一歩、より高いところへ進んでいければと思っています」
もちろん、現在中東で起きている紛争により、ACLEファイナルズがいつどこで行われるのかはまだ不透明なままだ。現時点では当初の予定通り、4月17日から25日にサウジアラビアで開催されることになっている。
「選手としては、ただサッカーをしたいだけです」とネタ・ラヴィはこの状況について語った。
