Jリーグが始まって33年。戦いの記憶が刻まれた聖地も、今や老朽化という大きな壁に直面している。雨を凌げない屋根、不足するトイレ、そしてライセンスに関わる厳しい基準――。歴史の重みを感じさせつつも、アップデートが急務とされるスタジアムはどこか。今回は、サポーターの愛着と「改修への切実な願い」が交錯する、古いスタジアムをランキング形式で紹介する。(建設年は、スタジアムもしくはクラブ公式サイトを参照)[3/5ページ]
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3位:正田醤油スタジアム群馬
スタジアム建設年:1951年
使用するクラブ:ザスパ群馬
Jリーグの古いスタジアムランキング3位は、ザスパ群馬の本拠地である「正田醤油スタジアム群馬」だ。
1951年に開場した歴史ある群馬県所有の陸上競技場で、1983年の「あかぎ国体」の主会場などとして使用されてきた。
2005年のザスパ草津(当時)のJリーグ入会に伴い、芝生の張り替えやバックスタンドの座席化などを実施。さらに2014年には約14億円を投じて座席や立見席の増設、大型映像装置の設置などを行い、J1基準を満たすスタジアムへと改修されてきた。
しかし、古い陸上競技場で利便性も高くないため、サポーターからは便利で見やすいサッカー専用スタジアムを望む声も大きい。
クラブは2025年1月に開催したサポーターズカンファレンスで、2030年の「J1昇格」と「新スタジアム建設」という大きな目標へ向けたロードマップを提示し、強い意気込みを示していた。
だが、その機運を高める第一歩となるはずだった2025シーズンは、目標に掲げていた「J3優勝・J2復帰」を達成できず14位でシーズンを終え、厳しい現実を突きつけられる結果となった。
2030年まで残された時間は少なく、専用スタジアムの具体的な場所や計画の策定を含め、構想が今後どうなるのかは不透明な部分も多い。
クラブがこの歴史ある地でどのようにチームを立て直し、新スタジアム実現という夢を形にしていくのか、正念場を迎えている。

