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Jリーグ 1日前

新スタ必須? Jリーグ、古いスタジアムランキング11〜15位。歴史の重みを背負うクラブは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ スタジアム
Jリーグ、古いスタジアムランキング【写真:Getty Images】



 Jリーグが始まって33年。戦いの記憶が刻まれた聖地も、今や老朽化という大きな壁に直面している。雨を凌げない屋根、不足するトイレ、そしてライセンスに関わる厳しい基準――。歴史の重みを感じさせつつも、アップデートが急務とされるスタジアムはどこか。今回は、サポーターの愛着と「改修への切実な願い」が交錯する、古いスタジアムをランキング形式で順位ごとに紹介する。(建設年は、スタジアムもしくはクラブ公式サイトを参照。開場年が同じ場合は、大規模な修繕や改修が行われている競技場を上位とする)[2/5ページ]

14位:JIT リサイクルインク スタジアム

ヴァンフォーレ甲府の本拠地・JIT リサイクルインク スタジアム
ヴァンフォーレ甲府の本拠地・JIT リサイクルインク スタジアム【写真:Getty Images】



スタジアム建設年:1985年
使用するクラブ:ヴァンフォーレ甲府

 JIT リサイクルインク スタジアムは、ヴァンフォーレ甲府の本拠地として長年親しまれてきたが、老朽化に伴う課題が顕在化している。

 1985年開場と歴史が古く、観客席や通路、トイレなどの設備は全体的に更新が遅れており、近年のスタジアムと比べて快適性に欠ける点が指摘されている。

 特に屋根のカバー率が低く、メインスタンド以外は雨天時に大きな影響を受ける構造となっている。



 メインもすべての席が覆われているとは言い難く、雨天時に雨具はほぼ必須と言って良いだろう。

 こうした問題は、Jリーグのクラブライセンス制度とも密接に関係する。

 同制度では、収容人数だけでなく、観戦環境や安全性、屋根の整備状況、照明・放送設備、バリアフリー対応などが総合的に評価される。

 同スタジアムは現時点で基準を満たしているものの、照明設備や大型ビジョンの旧式化、屋根のカバー率の低さといった点は、将来的にJ1基準を維持するうえで課題となり得る。

 さらに、アクセス面や導線設計の古さも無視できない。

 最寄駅から距離があり、来場者の多くがシャトルバスに依存する構造は、混雑や利便性の面で改善の余地がある。

 公式サイトでは甲府駅から利用できるシャトルバスの所要時間が約30分と案内されており、車で来場するファン・サポーターに向けては渋滞と混雑緩和のため「公共交通機関のご利用にご協力ください」と注意書きもある。

 これらの要素は観客満足度やクラブ収益にも直結するため、単なる施設の老朽化問題にとどまらないとも言えるだろう。

 今後は大規模改修か新スタジアム建設かを含め、Jリーグ規格を見据えた抜本的な対応が求められている。

 なお、「JIT リサイクルインク スタジアム」のネーミングライツは2026年2月末までと発表されていたが、3月に入っても継続している。

 こちらの詳細も気になるところだ。

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