スタジアムの熱狂を支えるのは、スタンドに詰めかける観客だ。中でも、ピッチと観客席が近い「サッカー専用スタジアム」は、選手と観客が一体となる独特の雰囲気を生み出す。今回は、そんな臨場感あふれる“専スタ”をピックアップ。伝統ある日本屈指の巨大スタジアムから最新鋭のスタジアムまで、収容人数順にランキング形式で紹介する。[3/5ページ]
3位:メルカリスタジアム
収容人数:39,095人
使用するクラブ:鹿島アントラーズ
日本のサッカー専用スタジアムにおいて、3位の規模を誇るのが鹿島アントラーズの本拠地「メルカリスタジアム」だ。
収容人数は39,095人を数える。
Jリーグ開幕時の1993年に、日本初の本格的なサッカー専用スタジアムとして産声を上げた歴史を持つ。
スタジアムの利便性を支えるのは、試合日のみ営業する「鹿島サッカースタジアム駅」の存在だ。
1970年開業の貨物駅を1994年に旅客駅として改修したもので、スタジアムの目の前に停車する列車からサポーターが吐き出される光景は、この地の風物詩といえる。
2002FIFAワールドカップ(W杯)開催に合わせた大規模増改築を経て、現在の壮大な2層式スタンドへと進化。
ピッチを急勾配の客席が包み込む構造は、対戦相手に強烈なプレッシャーを与える。
2025年7月からはクラブの筆頭株主であるメルカリが命名権を取得し、現在の名称となった。
その門出を祝うかのように、2025シーズンには9年ぶり9度目となるJ1制覇を達成。平均観客数は27,401人を記録した。
人口の少ない地域にありながら、これほど巨大な専用スタジアムを熱狂で埋め尽くす光景は、まさに日本サッカー界の奇跡と言えるだろう。
国内最多のタイトル数を誇る「常勝軍団」の歴史は、常にこの最高の舞台と共に刻まれてきた。
聖地としての伝統と革新が共存するこの場所は、これからもさらなる歓喜の瞬間を見守り続けるはずだ。

