スタジアムの熱狂を支えるのは、スタンドに詰めかける観客だ。中でも、ピッチと観客席が近い「サッカー専用スタジアム」は、選手と観客が一体となる独特の雰囲気を生み出す。今回は、そんな臨場感あふれる“専スタ”をピックアップ。伝統ある日本屈指の巨大スタジアムから最新鋭のスタジアムまで、収容人数順にランキング形式で紹介する。[4/5ページ]
2位:パナソニックスタジアム吹田
収容人数:39,694人
使用するクラブ:ガンバ大阪
日本のサッカー専用スタジアムで2位の規模を誇るのが、ガンバ大阪のホーム「パナソニックスタジアム吹田(パナスタ)」だ。
収容人数は39,694人を誇り、関西が世界に誇る最高峰のフットボール専用スタジアムとして君臨している。
パナスタ最大の特徴は、Jリーグの歴史においても極めて画期的な「寄付金」によって建設された背景にある。
2009年に計画が発表されると、法人や個人から3年間で合計138億円もの募金が集まった。
総事業費約140億円のほとんどを寄付で賄い、完成後に吹田市へ寄贈するという民間主導のスキームは、まさに「自分たちの手で聖地を作る」というファンの情熱が結実した日本サッカー界の金字塔といえる。
2015年に「市立吹田サッカースタジアム」として開場、2018年にはパナソニックが命名権を取得し、現在の名称となった。
設計面でも妥協はない。
欧州のスタジアムをモデルに、ピッチとスタンドの最前列との距離はわずか7メートルという、国内屈指の近さを実現。
さらに全席が屋根で覆われ、コンパクトに凝縮された3層構造のスタンドが、観客の歓声を逃さずピッチへと跳ね返らせる。
試合時の圧倒的な「劇場感」は、唯一無二だ。
2025シーズンのJ1平均観客数は30,007人を記録。
クラブ史上初となる平均3万人超えの大台突破を達成し、スタジアムの熱気は今、最高潮に達している。
サポーターの愛によって生まれた舞台は、ファンの誇りである。

