スタジアムの熱狂を支えるのは、スタンドに詰めかける観客だ。中でも、ピッチと観客席が近い「サッカー専用スタジアム」は、選手と観客が一体となる独特の雰囲気を生み出す。今回は、そんな臨場感あふれる“専スタ”をピックアップ。伝統ある日本屈指の巨大スタジアムから最新鋭のスタジアムまで、収容人数順にランキング形式で紹介する。[3/5ページ]
8位:藤枝総合運動公園サッカー
収容人数:10,057人
使用するクラブ:藤枝MYFC
日本のサッカー専用スタジアムで8番目に大きな規模を誇るのは、藤枝MYFCの本拠地「藤枝総合運動公園サッカー場」だ。
収容人数は10,057人とコンパクトながら、周囲を豊かな緑に囲まれた開放的なロケーションが特徴で、まさに「サッカー王国・静岡」の精神を象徴する場所といえる。
本施設は2002年FIFAワールドカップ(W杯)の際、セネガル代表の事前キャンプ地として整備された歴史を持つ。
特筆すべきは、地方の運動公園では陸上トラックと兼用されるケースが多い中、ここではサッカー専用球技場が独立して存在している点だ。
「サッカーのまち」藤枝市ならではの贅沢な環境といえる。
近年、大きな転換点となったのが、J2ライセンス基準を満たすための大規模な改修工事だ。
かつてはバックスタンドが芝生席であったが、2024年までに座席の増設や大型映像装置の設置、照明の強化が実施され、本格的なプロ興行の舞台へと進化した。
2025シーズンのJ2における1試合平均観客数は約5,029人を記録。クラブ史上最多動員を達成した。
サッカー王国・静岡では、清水エスパルスの本拠地「IAIスタジアム日本平」、ジュビロ磐田の本拠地「ヤマハスタジアム」が有名だが、どちらもラグビー場としての側面もあり、コンパクトなサッカー専用スタジアム「藤総」は異質な存在感を放っている。

