サッカー日本代表の町野修斗【写真:Getty Images】
2026FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会を目前に控えたサッカー日本代表。今回の欧州遠征は、本大会に向けた重要な試金石となる。その中で注目されるのが、所属クラブで苦境に立たされている町野修斗だ。出場機会減少という現実に直面しながらも、前向きな姿勢は崩さないストライカーは、欧州の強豪相手に存在価値を示せるか。(取材・文:元川悦子【ドイツ】)[2/2ページ]
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「メンタル的にもかなり変わってくる」

ボルシアMGの町野修斗【写真:Getty Images】
「みんな頑張っていますし、キールの時にはなかった関係なので、ピッチ外ではすごく楽しんでいます。キールの時は奥川(雅也)君が半年だけいて、お世話になりましたけど、自分と妻とレストラン経営者くらいしか日本人がいなかった。
身近に話せる人がいるのといないのでは、メンタル的にもかなり変わってくると思っています」
高井や田中は現状、W杯には手が届きそうにない。その分、町野に夢を託している部分もあるだろう。
だからこそ、彼はボルシアMGでの悔しさを払拭するようなパフォーマンスを今回の欧州遠征で示さなければならないのだ。
町野の場合、上田と交代して1トップに入ることもあるが、むしろシャドウに入って上田や小川と2トップ気味でプレーするケースが多い。
今回、南野拓実と久保建英が不在ということもあり、よりシャドウとしての存在価値が高まりそうだ。
「本当にチャンスなので…」
カタールW杯では出場機会が無かった町野修斗【写真:Getty Images】
「森保さんからハッキリと言われたわけではないので分からないですけど、どのポジションでも日本代表として戦えるのは本当に誇らしいこと。全力で自分にできることを全てやりたいと思っています。
目の前の試合に120%で挑むことは大事ですし、今回選んでいただいて、本当にチャンスなので、そこで結果を残せるようにしたいです」
この2連戦のいずれかで昨年11月のボリビア代表戦以来のゴールを挙げ、それを起爆剤に4〜5月のボルシアMGでレギュラーを奪回することができれば、町野は自信を持って2度目の大舞台に挑んでいけるはず。
2022年カタールW杯で出番なしという悔しさを知る男の本領発揮はここからだ。
(取材・文:元川悦子【ドイツ】)
【著者プロフィール:元川悦子】
1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2022年カタール大会まで8回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。
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