初日の練習をスタートさせたサッカー日本代表【写真:元川悦子】
2026FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会)開幕まで2か月半。日本代表にとって本番前最後のテストの場となるのが、3月28・31日のスコットランド・イングランド2連戦だ。重要なW杯前哨戦を控え、日本代表は24日にスコットランド・ダンバートンで始動。同日発表された冨安健洋の辞退を受け、今回は27人体制での活動となる。しかしながら、初日は体調不良を訴えた佐藤龍之介がホテルで静養。26人でトレーニングを実施した。
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サッカー日本代表練習レポート
それに先駆け、エジンバラ日本人補習校の子供たち80人との交流の場が設けられた。チーム最年長の谷口彰悟と地元・セルティックでプレーする前田大然の2人が代表して日の丸の寄せ書きを受け取り、全員で記念撮影が行われた。
その後、練習に突入。時折、強風と雨に見舞われるあいにくの気象条件で、ピッチ環境も厳しかったが、最初のランニングで先頭を走った堂安律が中心となって盛り上げた。
キャプテン・遠藤航や2025年10月のブラジル代表戦で腕章を巻いた南野拓実ら年長者が不在ということで、堂安はこれまで以上にチームを引っ張る意識を強めているのだろう。
「今回はキャプテン候補? キャプテンであってもなくてもやることは変わらないので、心境はあんまり変わらないです」と本人は淡々としていた。
だが、ボール回しで同組になった初招集の塩貝健人に「今日はピッチが悪いけど、(塩貝の)プレースタイルを見る限りでは、好きそうなピッチ状態だね」と冗談交じりに声をかけるなど、彼なりの気配りを見せていた。10番の統率力に期待がかかるところだ。
堂安、谷口ら22日に試合のあった選手たちは約30分で引き上げ、鎌田大地や田中碧らフィールド8人が居残り練習を消化。全体で1時間程度の調整で切り上げた。
スコットランド代表戦に向けての戦術落とし込みは25日以降になるが、今回は遠藤、南野のみならず、久保建英、板倉滉に冨安と森保ジャパンの中核プレーヤーが相次いで負傷離脱中。森保一監督も現有戦力でどう戦うべきかを模索しているはずだ。
昨年11月の左手中指複雑骨折から復帰した鈴木彩艶、2月の右ハムストリング負傷から戻った伊藤洋輝らが元気な姿を見せ、クラブで好調な鈴木唯人が昨年9月以来の復帰を果たすなど、プラス要素もあるだけに、そういった面々をうまく組み込みながら、強豪国に勝てるチームを作ることが重要になる。
手薄なシャドウに誰を起用するのか、最終ラインやボランチの組み合わせをどうするかなど、注目ポイントは少なくない。森保監督のここからのマネジメントを注視していくことが肝要だ。
(取材・文:元川悦子)