
何があった?前年度好成績も翌年不振に陥ったクラブ5選【写真:Getty Images】
前シーズンに結果を残し、大きな期待を背負って新たなシーズンへと臨んだクラブが、わずか一年で苦境に立たされるケースは決して少なくない。補強の成否、主力流出、戦術の停滞などその理由はさまざまだ。今回は好成績の反動とも言える急失速を経験したクラブを紹介する。[4/5ページ]
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ガンバ大阪(2021)

2021シーズンのガンバ大阪【写真:Getty Images】
監督:宮本恒靖(〜5月)、松波正信
2020年リーグ戦成績:2位(20勝5分9敗)
2021年リーグ戦成績:13位(12勝8分18敗)※新型コロナウイルスの影響により38試合制で実施
2020シーズンに20勝5分9敗でリーグ2位という好成績を収めたガンバ大阪は、天皇杯でも準優勝を果たし、翌シーズンへの期待を大きく高めていた。
しかし2021シーズンは、開幕直後に新型コロナウイルスがチーム関係者に蔓延。活動休止を余儀なくされ、出遅れを強いられることとなった。
このブランクが尾を引き、チームはなかなか調子を上げられず、10試合消化時点で1勝4分5敗の暫定18位と低迷。5月中旬には宮本恒靖監督との契約解除に踏み切る事態に至った。
後任にはクラブのレジェンドである松波正信が就任し、巻き返しが期待されたものの、状況は容易に好転しなかった。
新型コロナウイルスの影響による試合延期が重なり、リーグ戦とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を並行して戦う過密日程に直面。21連戦という厳しいスケジュールが選手層のやり繰りを難しくし、パフォーマンスの安定を欠く要因となった。
最終的にチームは12勝8分18敗、勝ち点44の13位でシーズンを終え、残留こそ果たしたものの、総得点33と低調な攻撃陣に加え、守備面でも失点を重ねるなど、攻守両面で噛み合わないままシーズンを終えた。
外的要因に翻弄された側面は否めないが、チームとしての対応力が問われた、まさに不運と課題が交錯した一年だった。