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サッカー日本代表、極寒の中でトレーニング! 中村敬斗と鎌田大地はまさかの短パン。「マジでミスりました」【現地取材レポート】

text by 元川悦子 フリーライター photo by Getty Images
サッカー日本代表、中村敬斗、鎌田大地

2日目の練習を行ったサッカー日本代表【写真:元川悦子】



 3月28日のスコットランド代表戦に向け、24日からグラスゴー近郊のダンバートンでトレーニングを開始したサッカー日本代表。活動2日目の25日は体調不良の佐藤龍之介が引き続きホテルで静養となり、この日も26人での調整となった。

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サッカー日本代表練習レポート

 練習開始の16時の気温は5〜6度。真冬のような寒さとあって、いったん外に出た菅原由勢が帽子を被り、伊藤洋輝もウインドブレーカーを着用していた。

 その傍らで、中村敬斗と鎌田大地はそれぞれ短パンと七分丈ジャージ姿だった。

「今日、練習が結構キツイかなと思って、動いて暑くなるかなと思って短パンにしたら、意外と止まることも多かったからメッチャ寒かった。寒すぎて足から粉吹きました(苦笑)。マジでミスりました」と中村は練習後、震えながら苦笑していた。

 そういう厳寒の中でも、彼が凄まじい意気込みを押し出していたのは紛れもない事実。ワールドカップ(W杯)直前のモチベーションの高さが伺えた。

 トレーニングは全体で集合した後、ランニングからスタート。アップ、ボール回しと進み、スローインからの攻守の確認へと移った。

 その後、非公開となり、報道陣をシャットアウトして戦術確認を行った模様。全体の練習時間は1時間半程度だった。

 こうした中、目を引いたのは、スローイン練習のチーム分けだ。

 3-4-2-1の赤組に入ったのは、橋岡大樹、渡辺剛、伊藤洋輝、田中碧、佐野海舟、伊東純也、前田大然、三笘薫、佐野航大、小川航基の11人。途中で三笘と塩貝健人が何度か交代し、3バックから4バックへとシフトする形にもトライしていた。

 対する白組はスコットランド代表の基本布陣である4−3−3。鎌田や堂安律ら主力級の多くが陣取り、”仮想・スコットランド役”を担っていた。つまり、第1戦に出るのは赤組がメインだと考えてよさそうだ。

 そこで、特に気になるのがシャドウの構成だろう。南野拓実と久保建英がいない中、スコットランド代表戦で先発が有力視される三笘と佐野航大がどのような化学変化をもたらすのか。それは非常に興味深いポイントと言っていい。

 三笘自身もシャドウでプレーした方がウイングバックよりも守備負担が減り、攻撃に比重を置けるし、個の打開力を前面に押し出せる。そういう意味でも彼が攻撃の切り札になるのは間違いなさそうだ。

 一方、塩貝が入って最前線の小川、シャドウの佐野航大と組むことになった場合は、NECナイメヘンで構築したスムーズな連係を代表に還元できそうだ。限られた活動しかない代表の場合、クラブのユニットをそのまま持ち込むというのは、1つの有効な手段。3人もやりやすいはずだ。

「NECでは“3人兄弟”じゃないけど、そのくらい本当にずっと一緒にいたんで、3人で代表に入れてすごく嬉しいです」と小川も初日練習後に話していたが、NECトリオで攻撃をリードしてくれれば、まさに理想的。28日の本番では彼らが貪欲にゴールへと突き進むシーンを数多く見たいものである。

 そしてもう1つ、注目されたのが、2025年11月に左手薬指と舟状骨の複雑骨折の重傷を負った鈴木彩艶の復帰。本人は初日から精力的にフルメニューを消化し、4カ月間の離脱から戻ってきたばかりの選手とは思えないほどの迫力を示しているのだ。

「まだ完治はしてないんで、まだ痛みと付き合いながらやらなきゃいけないところもあります。実際、チームでの復帰1試合目(3月13日のトリノ戦)で感覚的な違いを感じた。

 それは日に日によくなっている感触もあるんで、もっと状態を上げていきたいと思います」と本人も10月シリーズ以来の代表戦で完全復活を印象付けたいところ。

 それだけの自信が鈴木彩艶にはあるという。

 だからこそ、スコットランド代表・イングランド代表の両国を零封して、浮上への弾みをつけたいところだ。

(取材・文:元川悦子)

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