横浜F・マリノスとクラブ史上最年少でプロ契約を結んだ三井寺眞【写真:編集部】
横浜 F・マリノスとプロ契約を結んだユース所属の三井寺眞(みいでら・しん)が4月3日、横須賀市内で取材に応じた。16歳の誕生日を迎えた前日の2日に、クラブ史上最年少の16歳0日でのプロ契約に「このクラブでそれを達成できたことはすごく嬉しいですけど、これからもっと頑張って、いろいろな歴史を塗り替えていければと思います」と抱負を語った。
大島秀夫監督や編成マネージャーが絶賛する三井寺眞の魅力とは?
報道陣の質問に答える横浜F・マリノスの三井寺眞【写真:編集部】
「自分が想像していた以上に想像していなかったことが起きているので、これからもみんなが想像していないことを成し遂げられるように頑張っていきたいなと思います」
青森県出身の高校1年生は自身が16歳でプロ契約を勝ち取るまでを振り返り、このように評価した。
三井寺眞はFCフォーリクラッセ仙台(現フォーリクラッセTOHOKU)から今季、横浜 F・マリノスユースに所属。世代別代表にも選出され、今年はU-17日本代表に飛び級で選ばれるなど、才能あふれる存在だ。
小原章吾・編成マネージャーは三井寺について、「将来性が1番かなと思っています。彼の武器は攻撃のセンスやアイデアのところ、ドリブルやパスを駆使して、得点やアシストでスコアを動かせるところが彼の1番の魅力だと思っています」と評価する。
さらに、大島秀夫監督は「何より僕が思うのは想像力だったり、実戦のテクニックだったり、そういうところが人と違うところを持っているなと思います」と三井寺の長所を語ったが、だからこそクラブとしてそれだけの逸材を預かることに責任も感じている。
「16歳だということを周りもちゃんと認識しなきゃいけないし、さらに成長させて本当に主力になっていくためにはクラブも試されるというか、クラブはそういう選手にしっかりしていく義務があると思います」
そんなタレントの三井寺には他クラブからもオファーがあったが、「いろんなチームの練習に参加させてもらった中で、このチームでプロ契約をしたい、このチームのスタジアムのピッチに立ちたい」と思ったことがマリノスを選んだ決め手だという。
クラブとしては、基本的にユースでの活動がメインになるといい、ゆっくり育てていく方針のようだが、本人は「16 歳でプロ契約をした意味や責任を感じているので、早くからマリノスを代表できるような選手になっていければなと思っています」と未来のなりたい自分に思いを馳せた。
現在の近い目標を「今シーズン中にはプロデビューだったり、トップの試合に少しでも絡めるようにしていきたい」と語った16歳は今後もしっかりと見据えている。
「今後の目標としてはマリノスでタイトルをとって、自分がマリノスを代表する選手になって、海外に行ければなと思います」
クラブ史上最年少でのプロ契約を塗り替えたように、今後、私たちをどんなふうに想像もしない世界へと導いてくれるのか、楽しみな存在がまたひとり増えた。
(取材・文:竹中愛美)
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