フットボールチャンネル

J1 21時間前

美藤倫はガンバ大阪のギアを上げる。「これまで以上に、1つ1つのプレーを無駄にしたくない」日頃の練習から見せてきた姿勢【コラム】

シリーズ:コラム text by 高村美砂 photo by Getty Images,Kenichi kato

ガンバ大阪の美藤倫
ガンバ大阪の美藤倫【写真:Getty Images】



「1つ1つのプレーを無駄にしたくない」。その思いが、美藤倫のプレーの根底にある。日々のトレーニングから準備を積み重ねてきた美藤は、京都サンガF.C.戦のピッチで自らの強みを表現していた。(取材・文:高村美砂)[2/2ページ]

より『怖い選手』に近づくために

ガンバ大阪の美藤倫
美藤倫がより『怖い選手』になるために【写真:Getty Images】

「今日はセカンドボールへの対応がポイントだったと思いますが、そこを拾えたことでチームとしても優位に試合を運ぶことができた。すごくいい入りもできたし、勢いのある相手に対して、自分たちもその勢いで押し返せたのも良かった。

 今シーズンは失点が多い試合が続いていて、今日も時間帯によっては攻め込まれることもあったとはいえ、全員でしっかり守れたというか。亮太郎くん(食野)の追加点に助けられ、また、後半途中から入ってきた遥海(南野)や秋くん(倉田)、徳真くん(鈴木)や翔自(唐山)らがすごく前からプレスに行ったり、奪った後もファウルをもらってくれたりして押し返せたのも良かった。

 今日のように自分たちのやるべきことが表現できれば、ガンバは誰が出てもすごく強いチームだと思うので。僕も今日は出れたけど、次は出られるかわからないので、練習からまたしっかりアピールしようと思います。大事なのは『いい試合ができて良かった』で終わらずに、それを継続することなので、それを自分にもしっかり求めていきます」



 その中では前半アディショナルタイムにはヘディングで、53分にはペナルティエリアに侵入して左足でシュートを放つ場面も。いずれも彼らしい「前へ」の姿勢が生んだシーンだったが、ゴールネットは揺らせなかった。

「ヘディングこそ、本当に気持ち。トラップしても難しいなと思ったので、ヘディングで合わせてみたら惜しかったという感じでした」

 言うまでもなく、彼のプレーに『得点』が加わるようになれば、より『怖い選手』になれるはずで、「チャンスがあれば狙っています」と本人。今シーズン、ボランチのポジションを争う安部柊斗、鈴木徳真も未だ得点は挙げていないことを思えば、それがポジション争いで一歩前に出る一手になる可能性もあるだろう。その時を、虎視眈々と狙いながら、美藤の『ひたむき』な戦いは続く。

(取材・文:高村美砂)

著者プロフィール:高村美砂
雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

【関連記事】
「ようやく、良くなってきた」ガンバ大阪で存在感を光らせる三浦弦太。ケガで離脱した仲間への想いも背負って【コラム】
「過去2年と同じようにはなりたくない」ガンバ大阪・食野亮太郎はどんな思いでピッチに立つのか?新監督のもとで表現する自分らしさ【コラム】
明治安田百年構想リーグ ユニフォーム記事一覧

【了】

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!