
浦和レッズでプレーする宮本優太【写真:Getty Images】
浦和レッズが勝てない。宿敵・鹿島アントラーズに敗れ、PK負けを含めるとリーグ戦6連敗中だ。もがき苦しむチームに足りないのは、一体何か。昨年はレンタル移籍で京都サンガF.C.に所属していた宮本優太が、前所属と比較しながら問題点を語る。(取材・文:石田達也)
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「浦和の選手に、それがない訳ではありませんが…」

京都サンガF.C.時代の宮本優太【写真:Getty Images】
「今日の意図としては60分までは前から行くことを僕から提案をさせてもらって、そこから10分間は様子を見る。
引いている訳じゃないですけど、構える時間も作って、選手間で『ギアをもう1つ上げよう』と話していましたが、勝っていないので正解ではないと言われたらそうだと思います」
宮本は、2024シーズンに出場機会を求めて京都サンガF.C.に期限付き移籍し、最終ラインに定着。昨シーズンはクラブ史上最高成績となるリーグ3位の立役者となった。
実績を携えて今季開幕前に浦和へ復帰した宮本は、両チームを比較して以下のように見解を述べる。
「個のクオリティは(京都よりも)浦和の方が高いと思いますし、浦和の選手はエリートな道で歩んできた選手ばかりだと思いますが、(京都は)僕も含めて、ある意味で“あとがない選手”が多かった。だからこそ“死に物狂い”でやっていた感覚があります」
その上で「決して浦和の選手に、それがない訳ではありませんが、京都と浦和を比べればそういうところだと思いますし、僕を含めて大事になると思います」と厳しくも冷静に語った。
チームが苦しい時だからこそ、死に物狂いで乗り越えなければいけない壁がある。
ここまでのホロ苦い教訓を活かせるかどうか、目の前の勝負に勝ち、倒れるまで走り続けること、それに尽きるだろう。
宮本は静かに言葉を締め括った。
「勝てそうで勝てない。チームとしても個人としても結果が出ていないので伝えるところは、しっかり伝えていきたいと思います」
ここからのホーム3連戦で、戦う姿勢を示したい。
(取材・文:石田達也)
【著者プロフィール:石田達也】
千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。
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