プレミアリーグは第33節を終え、消化試合数に差はあるものの、いよいよシーズン最終盤に突入した。優勝争い、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権争い、そして残留争いまで、各ポジションで激しい戦いが続いている。中でも、触れずにはいられないのが、名門トッテナム・ホットスパーの降格危機だ。
混戦模様
トーマス・フランク新監督を迎えてスタートしたスパーズは、序盤こそ上位争いを演じたものの、その後は急失速。浮上のきっかけを掴めないまま、2度の監督交代という荒療治にも踏み切ったが状況は改善されず、現在は降格圏の18位に沈んでいる。
直近のブライトン戦でも、試合終了間際に追いつかれて痛恨のドロー。勝ち切れない展開は、残留争いに苦しむチームらしい脆さを露呈した。
残留へ向けては、8ポイント差の15位リーズ・ユナイテッド、5ポイント差の16位ノッティンガム・フォレスト、1ポイント差の17位ウェストハム・ユナイテッドを上回る必要がある。残り5試合で直接対決はリーズ戦のみ。次節のウルヴァーハンプトン戦を除けば、中位から上位クラブとの対戦が続くだけに、モチベーションが低下しない相手からいかに勝点を積み上げられるかが鍵となる。
一方、優勝争いも一気に緊迫感を増した。第33節で首位アーセナルがマンチェスター・シティに敗れたことで、タイトルレースは混沌としている。1試合未消化のシティが勝点3差まで迫っており、終盤戦で勝負強さを見せるジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームに勢いがあるのは確かだ。
特に、最終節を前に控える未消化分の第31節・クリスタル・パレス戦は、優勝争いの行方を大きく左右する一戦となりそうだ。
5位までの欧州CL出場権争いも熾烈だ。首位アーセナル、2位シティに続き、58ポイントの3位マンチェスター・ユナイテッド、同勝点の4位アストン・ヴィラ、55ポイントの5位リヴァプールが上位争いを展開している。
その一方で、6位チェルシーは5位リヴァプールと7ポイント差。トップ5入りへ厳しい状況にあるものの、14位ニューカッスル・ユナイテッドとの差は6ポイントしかなく、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権争いも決して安泰ではない。
優勝争い、CL圏争い、そして残留争い。名門スパーズは奇跡の残留を果たせるのか。シティが逆転優勝を成し遂げるのか。世界最高峰リーグの結末から、目が離せない。
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