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コラム 3時間前

まさに「保育園」。レアル・マドリードの崩壊はなぜ起きたのか。弱体化を招いたものは明確。現実から目を背けるな【コラム】

レアル・マドリード

バルセロナに敗戦を喫したレアル・マドリード【写真:Getty Images】



 レアル・マドリードはなぜここまで崩れたのか。期待に満ちたプロジェクトはなぜ頓挫し、チームとしての機能を失ったのか。エル・クラシコで突きつけられた現実を起点に、その内側で起きていた崩壊の連鎖と、復権に向けて避けては通れない課題を紐解く。(文:佐藤彰太)[2/2ページ]

浮上する後任候補。責任の所在は…

ジョゼ・モウリーニョ
レアル・マドリードへの復帰が噂されるジョゼ・モウリーニョ【写真:Getty Images】

「20世紀最高のクラブ」という称号に安住し、トップの独断でチーム編成を進め続ける限り、明るい未来は開けないだろう。

 シャビ・アロンソの後を受けて指揮官に就いたアルバロ・アルベロアは、いわば火中の栗を拾う形となった。

 しかし、すでにチーム内での求心力は低下しており、このまま来シーズンに臨む可能性は限りなく低い。

 現地では、かつてレアル・マドリードを率いた経験を持つジョゼ・モウリーニョの復帰が有力な候補として報じられている。

 モウリーニョは、仮にマドリーに復帰する場合、自身にチーム編成の主導権を持たせることを条件にしているともされ、前任者と同じ轍を踏まぬよう布石を打っている。



 モウリーニョの復帰はある意味で劇薬ともなり得るが、現状を踏まえれば、それほどの強い影響力を持つ指揮官でなければ、ドレッシングルームの空気を立て直すことは難しいのかもしれない。

 長年クラブ内に蔓延してきた問題は、もはや一朝一夕で解決できるものではない。

 それほどまでに、課題は複雑かつ深刻に積み重なっている。

 この現実から目を背けることなく、マドリーは自らの問題と真正面から向き合う必要がある。

 そして、復権に向けた長い道のりの第一歩、その先陣を切るのは、これまで悪しき種をまき続けてきたフロレンティーノ・ペレス会長自身にほかならない。

(文:佐藤彰太)

【著者プロフィール:佐藤彰太】
1997年兵庫県生まれ、広島育ち。2025年よりフットボールチャンネル編集部に所属。2011-12シーズンのUEFAヨーロッパリーグ決勝でラダメル・ファルカオのプレーに心を奪われて以来、アトレティコ・マドリードのファンとなり、そこからラ・リーガの世界に深く魅了される。これまでの現地観戦は恐らく30試合以上に及ぶ。現地での交流を通じて、ラ・リーガ複数クラブと関係を築き、元アルゼンチン代表MFエベル・バネガと食事を共にしたほか、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとも親交を深めるに至った。なお、スペインの空気を吸った瞬間に人格が変わると周囲から評されており、前世はスペイン人であることが有力視されている。

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【了】

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