
W杯メンバー発表が迫るサッカー日本代表【写真:田中伸弥】
FIFAワールドカップ2026(W杯)に臨むサッカー日本代表のメンバーが15日(金)に発表される。果たして、メンバーには誰が選ばれるのだろうか。今回は、長年に渡り日本代表を現場で取材し続ける元川悦子氏に、W杯メンバーを徹底予想してもらった。(取材・文:元川悦子)[2/3ページ]
多様性を生むシャドウの構成。攻撃陣に求められる柔軟性は…

サッカー日本代表の三笘薫【写真:田中伸弥】
一方、シャドウに目を向けると、南野と鈴木唯人がケガの度合いから選出が難しいと見るのが現実的だ。
また、直近の試合で負傷した三笘薫の状態も気になるところ。もし彼が間に合うのであれば、インサイド中心に使い、久保建英、堂安律、伊東純也と組み合わせる形で乗り切るのが理想的ではある。
イングランド代表戦では三笘と左WB中村敬斗が見せた流動的な関係性も印象的で、彼らを共存させることで攻撃力は一気に高まるはずだ。
彼らのバックアップと位置づけられるのが、前田大然とJリーグで異彩を放っている佐藤龍之介。前田は第2次森保ジャパンでは出番が少なく、今回も当落線上という見方をされているが、守備強度は誰よりも高い。
ハイプレスを仕掛ける際の貴重なピースになれる選手だけに、森保監督も外せないだろう。
佐藤龍之介も万能性は申し分ない。シャドウに両WB、2トップの一角などもこなせる柔軟性を備えており非常に使い勝手のいい選手と言える。
3月の欧州遠征では体調不良でアピールのチャンスを得られず、塩貝健人に1枠を持っていかれたと思われたが、ここへきて一気に巻き返しの流れを作りつつある。
塩貝が所属クラブで出番を失っているのも、彼の追い風になっている。
調子のいい若手を連れていくことで、チームの勢いは加速する。そこは森保監督も考えているに違いない。
WBはシャドウと顔ぶれが重なるが、右は堂安、伊東、左は中村敬斗、三笘、前田がベースとなる。
長友、佐藤龍之介、鈴木淳之介もバックアッパーとして計算ができる。DFの冨安や伊藤も状況によってはこの位置をこなせる。何らかのアクシデントが起きたとしても何とか回せそうだ。
上田綺世を軸にしたFW陣。最後のピースは誰に

サッカー日本代表の上田綺世【写真:Getty Images】
最後にFWだが、絶対的エースの上田綺世は確定。残る2枠は難しい選考ではあるが、森保監督が最終予選で上田と並ぶ軸と位置付けた小川航基は外さないだろう。
最後の1枠は町野修斗か後藤啓介のいずれかで、最近の所属クラブでの活躍度と成長度を踏まえて後藤を残した。
もちろん町野も前回W杯の経験値を持った選手で、最前線、2トップ、シャドウと多彩な使い方ができて魅力的な存在だ。
ただ、現状の勢いという部分で20歳の後藤に押されている印象も拭えない。
佐藤龍之介同様、若い選手のガツガツ感に賭けたいところだ。
森保監督は果たして15日の会見で上記26人の名前を呼ぶのか。それとも全く違った選手を選ぶのか。
今から当日が待ち遠しい限りだ。
(取材・文:元川悦子)