サッカー日本代表の堂安律【写真:編集部】
FIFAワールドカップ2026(W杯)に臨むサッカー日本代表は5月29日、千葉市のJFA夢フィールドでトレーニングを行った。背番号10を背負う堂安律が取材に応じ、2度目のW杯への思いを語った。
「堂安律という選手を存分に表現できる大会にしたい」
日本代表の背番号10。その重みを、堂安律は誰よりも理解している。
2018年の森保一監督体制発足時に代表入りを果たして以来、堂安はいつか10番をつけたいと思ってきた。
「僕自身代表に入ってから発していたことでしたし、それを叶えられた自分を褒めたいです」
もっとも、目標はそこで終わらない。
これまでW杯で日本代表の10番を背負ったのは名波浩氏、中村俊輔氏、香川真司氏、南野拓実ら、日本サッカー界を代表する選手たちだ。現在の日本代表には名波コーチ、中村コーチも帯同しており、堂安にとっては特別な環境でもある。
「俊輔さんとか名波さんとか、歴代の10番を背負った選手がいる中で、僕としては緊張感も上がります。でも、良い緊張感に変えて、彼らに少しでも認めてもらえるように結果を出していきたい」
前回のカタールW杯では背番号8を背負い、ドイツ代表戦、スペイン代表戦でゴールを決めるなど躍進の立役者となった。しかし、今回は立場も責任も違う。
「間違いなく責任感は前回の大会とは比べ物にならないほどありますし、前回以上に自分が緊張するだろうと予測しています」
日本代表の中心選手として迎える2度目のW杯。だからこそ、覚悟を持って大会へ臨むつもりだ。
この4年間、堂安はブンデスリーガで結果を残し続けながら、日本代表でも攻守両面で欠かせない存在へと成長した。
「攻撃のところで数字を求めてやってきた4年間でしたし、チームとしての規律や守備もやってきた。その中で堂安律という選手を存分に表現できる大会にしたい」
一方で、日本代表は負傷により三笘薫や南野拓実らを欠く状況で大会を迎える。堂安は「彼らの離脱は痛い」と認めながらも、現在の代表には複数ポジションをこなせる選手が揃っていると前を向いた。
「いろんな選手がいろんなポジションをできるのが今のチームの良さ。いろんなことをやりくりしながら森保さんは考えてチームを作っていってくれるんじゃないかなと思います」
憧れ続けた背番号10を手にした今、堂安の視線はさらに先へ向いている。
「10番をつけてピッチに立つことが目標じゃないので。僕の目標は優勝することだと思っています」
夢だった10番はあくまでも通過点。その背中に宿る覚悟は、4年前よりもはるかに大きい。
(取材・文:竹中愛美)
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